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よんなな プロジェクト
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和歌山の元気の源
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2018.09.06
こんにちは!松本有加です。
和歌山放送のアナウンサーとして和歌山市内で生活していました。今でも「東京発信和歌山のイベント」に出席し、情報収集をしています。地元ならではの情報を発信していきます!
■和歌山が日本一の生産量を誇る農産物
突然ですが、クイズです。初夏に収穫して保存食にもなる和歌山の名産物といえばなんでしょうか?
ヒント・・・お酒にも使われていて、みんな知っている身近な食品で、お弁当に入っている色鮮やかなものといえば、・・・そう!!!答えは梅です。
梅干にして保存食としても昔から親しまれています。
梅の収穫量は、和歌山県が全国1位!全国の約6割が和歌山県産なのです。
主に、みなべ町という町で作られています。その中でスーパーなどでもよく目にするのがトップブランドとして日本のみならず世界に名を馳せる「南高梅(なんこううめ)」。
南高梅はみなべの温暖な気候と風土に育まれ、果肉が厚く、皮が薄く、香りがよいのが特徴です。6月、梅の収穫の時期になると、梅の香りが町を包み込むのだと地元の方が話していました。
収穫を終えると、地元の方による梅干作り教室なども行われます。今回は身近で手に入りやすい加工品、梅干の魅力、調理法にフォーカスしてみましょう。
日の丸弁当は理にかなっていた!?
お弁当のご飯の面積の真ん中にちょこんと小梅が乗っているお弁当、よく目にしますよね。お弁当のシンボルのようになっている梅ですが、実はお弁当に使われるには理由があったのです。
梅には殺菌作用があるので、お弁当が腐らず、痛まず、もたせる為に使っていたのでした。単なるご飯のお供以上の役割を果たしていたのですね。
殺菌作用といえば、みなべ町の人達は日常的に梅を食べるので「インフルエンザになりにくい」とも言われています。
みなべ町役場や地元の小学校でも、インフルエンザが原因で「休む」という事例は聞いたことがないと言います。
殺菌作用以外にも!!
梅には疲れをとるクエン酸が含まれているので疲労回復に、また塩分が含まれている為、熱中症予防にいいとも言われています。
和歌山の梅農家の方々は炎天下の中農作業をするときは、口に梅干を含ませて、塩分とクエン酸を摂ることを忘れません。だからでしょうか?
取材先の梅農家の方々にお会いしたときも、皆さん肌がピチピチとしていて70代、80代にもかかわらずとても元気でした。
■梅干が調味料の代わりにもなる!?
和歌山の野菜ソムリエの方に教わった調理法。
鶏の唐揚げの調味料として一般的に、酒、醤油、みりん、生姜などを使うことが多いですが
梅干を使う場合、これらの調味料は一切使わないのです。
材料は鶏肉一枚につき、梅干一粒。
これだけで肉の臭みもなく、しっかり味がつきます。梅のさわやかな酸味が鶏肉を引き立てていて、一度食べると癖になるおいしさですよ。醤油を使っていないので、唐揚げの色は薄めに仕上がります。
お好みで梅干の分量を調節したり、しそ梅以外にもはちみつ漬けの梅干などを使ってみると味のバリエーションが広がりますね。和歌山では、トマト風味や桃の風味のする梅干もあります。さまざまな梅干を使って味の違いを楽しんでみるのもいいですね。
梅ジュース、梅酒、梅干そのまま、あるいは梅干を使った料理といろんな方法で食べられる梅。梅干は1日2粒食べると体にいいといいます。
梅を使った食品をたくさん食べて、残暑を元気に乗り切りましょう!
↓テーマは「地域の人達の心に届くアナウンスを」。得意分野はインタビュー、トークショーMC、突撃リポート、VPナレーションです。ご連絡お待ちしています♪松本アナウンサーのプロフィールはこちら