伝えたい！という熱意

2019.08.09

先日、熊本県立玉名高校の放送部へと伺ってきました！

目的は初めて出場する「NHK放送コンテスト」に出場する生徒さんたちへ僭越ながらアドバイスをするためです。

玉名高校の放送部は今まで校内の放送活動が主で、いわゆる「コンテスト」と呼ばれる大会には出たことがないこれからの部活で、先生からは今回はとにかく「伝えることのすばらしさ」を知って体感してほしいということでした。

お話を頂いてすぐあわててクローゼットにしまっていた「アナウンス辞典」を引っ張り出して、現役のころに練習していた付箋やメモがいっぱいついた発声練習用の例文などを見直しながら、少しでも多く生徒の皆さんに「伝えることの楽しさ」が伝わるようにと資料を作りました。

当日、集まってくださった放送部の皆さんの前でお話をさせてもらったのですが、予想以上に笑顔の反応を頂くことができました。

後半にはそれぞれの原稿読みをチェック！

原稿は生徒さんたちがそれぞれ伝えたいことを各自１分半ほどにまとめたもので、「玉名ラーメンの発祥」や、「玉名高校にある銅像」についてだったり、とても興味を引かれるものばかりでした。

みなさんさすが放送部！コンテストへの挑戦が初めてと思えないほど積極的に「聞いてほしい！」と読んでくれました。

その熱意に私も必死にこたえたく、「助詞が長い！」、「うねってる！」など一生懸命耳に神経を集中させてアドバイスしました！実はこれ、どの言葉も私が毎日のように言われていた言葉です……。

振り返るとブーメランのように自分に突き刺さってくるものですが、今回ばかりは少し先輩ぶってアドバイスさせてもらいました。

今回玉名高校の皆さんは初めてのコンテスト、そして私はいわゆる指導をする立場で初めて「伝える」ということに向き合ったのですが、やはり「正しい日本語」と、なにより「伝えたい」という思いが大事なんだと気づかされました。

その点、玉名高校のみなさんには「伝えたいんだ！」という言葉の奥にある熱意を感じることができました。

今回の経験が生徒の皆さんにとって自信になってくれればいいなと思っています。

ありがとうございました。

 

 

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