弾丸！長崎日帰り旅

牛島　奈津子

あけましておめでとうございます

こんにちは。元NHK長崎放送局、サガテレビアナウンサーの牛島奈津子です。年末年始は、実家のある福岡県太宰府市でゆっくり過ごしてきました。もちろん初詣は、“太宰府天満宮”へ。相変わらずの大賑わいでしたが、元旦から活気が感じられて、今年も良い年になる予感。2020年もよろしくお願いします！！

さて、急に思い立って、大晦日に、弾丸で長崎を巡ってきました！！
少しずつ準備が進む１月24日から始まる『長崎ランタンフェスティバル』の開催地、長崎市の魅力をご紹介します！！

町のシンボル“チンチン電車”

旅のスタートは、JR長崎駅。長崎市の町のシンボルにもなっている路面電車、通称“チンチン電車”に乗って、早めのランチへと向かいました。

私が長崎市に住んでいた頃、毎日乗っていた路面電車。当時より少し値上がりしましたが（乗車区間に関係なく大人１回130円、小児70円）、本数も多く、市内くまなく走っているので、観光客だけでなく、地元の人たちもたくさん利用しています。

会社（長崎電気軌道）の設立が明治45年。車両が走り始めたのがその翌年なので、すでに100年以上。まさに長崎の歴史とともに歩んできたんですね。

長崎名物“トルコライス”！！

皆さん、“トルコライス”ってご存知ですか？長崎といえば“ちゃんぽん”を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、“トルコライス”は、地元で愛され続けているご当地グルメです。

この“トルコライス”！！基本は、トンカツ、ピラフ、スパゲティーが１つのお皿にのっています。お店によって個性があり、少しずつ中身は異なるので食べ比べてみるもの楽しいかも！？ボリューム満点ですが、ペロッと完食してしまうのが不思議！大満足の一皿です。
伺ったお店は、思案橋電停そばにある『ツル茶ん』。九州最古の喫茶店として、1925年（大正14年）に創業しました。店構えも店内もレトロな雰囲気で、タイムスリップしたかのような感覚でゆっくりと食事を楽しむことができます。２階もあるのですが、私が行った大晦日は大行列で、階段下までずらっとお客さんたちが並んでいました。
『ツル茶ん』にはもうひとつ、目玉メニューがあります。“ミルクセーキ”！！たっぷりの氷で作られていて、甘すぎず、さっぱり。後味がすっきりしているので、甘いものが苦手という方でも楽しめるはず。我が子たち、あっという間に完食！

“ミルクセーキ”もお店によって味や見た目が少しずつ違いますので、“トルコライス”と合わせてぜひ味わってみてくださいね！

お祝いには欠かせない“桃カステラ”

次にご紹介したいのが“桃カステラ”！！“桃カステラ”ってご存知でしょうか？桃は、古くから中国で長寿の縁起物とされてきました。もともと３月３日の桃の節句のお祝いのお返しとして親せきなどに送っていた、長崎の郷土菓子です。今では、初節句のときだけでなく、お宮参りや婚礼、出産祝いなどのときにも広く贈られています。

NHK長崎放送局に勤めていた頃、桃カステラ作りの工場から中継をさせていただいたことがあるのですが、フワフワのスポンジに手際よくフォンダンと呼ばれる糖蜜をのせていき、固まらないうちに葉っぱなどの飾り付けをしている様子をご紹介しました。スピード感あふれる熟練の技を見せてもらったのを覚えています。

初めてこの“桃カステラ”見る人は、大きさに驚くかもしれません。手のひらくらいの大きさがあります。口に入れると、フワッと溶ける甘い糖蜜。お土産に買って帰りましたが、両親にも大好評でした！！

お店によって、いつも店頭に並んでいるとは限りませんので、買いに行かれる際には、お店に問い合わせしてみることをオススメします。

おなじみの観光スポット「眼鏡橋」

長崎へ行ったら、「眼鏡橋」は欠かせませんよね。「眼鏡橋」は、長崎市の中心部を流れる中島川に架かる、長崎を代表するおなじみの観光スポットです。国の重要文化財に指定されていて、日本最古の石造りのアーチ型の橋です。レトロな雰囲気が漂う人気スポットで、『ランタンフェスティバル』では、黄色いランタンが水面に映り、幻想的な風景を演出します。ぜひ訪れてほしいスポットの１つです。

ランタンの飾り付け、始まる……！！

長崎新地中華街に隣接する“湊公園”では、ランタンを飾り付ける作業がすでに始まっていました！『ランタンフェスティバル』期間中は、干支のメインオブジェをはじめ、様々な大きさのランタンが公園を彩ります。ステージでは、「龍踊り」や「二胡の演奏」のほか、お面が瞬時に１０数枚変わる「変面ショー」などなどアッと驚くこと間違いなしの多彩なイベントが繰り広げられます。もちろん、中華グルメやランタングッズなどの出店もたくさん並びますので、お見逃しなく！！