2020.02.03
ます寿司とは
富山の名産のます寿司は、桜鱒(サクラマス)を発酵させずに酢で味つけした押し寿司の一種です。
その歴史は、江戸時代、富山藩士で料理人でもあった吉村新八という人が藩主前田利興(としおき)に「鮎寿司」を献上したことに始まるといわれています。
ます寿司には、お刺身に近い生感のあるタイプから、よく締められたタイプまでさまざま。味も、酸味の強めのものから穏やかなものまでバリエーション豊富です。食べ比べをするうちに、自分の好みにぴったりのます寿司に出会えますよ。
富山県内には、40以上のます寿司店があり、お店の数だけ「うまい!」があるといわれています。各家庭で、必ずここのお店のを買う!と決まったます寿司がありますが、今回は我が家オススメのます寿司をランキングで紹介します。
第3位「ますのすし本舗 源」
ます寿司を世に広めた先駆者とも言われている「ますのすし本舗 源(みなもと)」駅弁などでもおなじみで、100余年の歴史を誇ります。必ずと言っていいほど、富山県内の駅には置いてあるのですぐに買えるのが◎。
バリエーションも豊富で、定番の「ますのすし一重」のほかにも、二段重ねになった「ますのすし二重」や「特選ますのすし」などさまざまなおいしさが選べます。さらに、オススメなのは、小さなサイズ「小丸」があることです。
ケーキのように大きいますの寿司は、特に女性だと2人でいただくと満腹に。そこで、ちょうどいいのが「小丸」です。持ち運びもしやすいのでお土産にもピッタリ!
味はもちろん、酸味やご飯の固さ、ますの厚さもちょうどよく、まさに万人ウケするます寿司です。
第2位 順風屋
富山駅に店を構える「順風屋(じゅんぷうや)」魚の卸売を行うお店で、鮮度・味ともに抜群な魚を提供しているお店です。
ここのます寿司は、「手割すし」と言って、はじめから切れているのがポイント。
通常の握り寿司のように食べやすい大きさになっていますが、注目はますの大きさ!ご飯を包み込むように、ますが乗せられています。
ますの旨味もあり、ますとご飯の柔らかさが絶妙で1つ食べると、また1つ手が伸びてしまうそんな一品です。
ます寿司の他にも、サバや鯛、紅ズワイガニを使った「手割すし」もあるので、ぜひ一度ご賞味ください!
第1位 大多屋
林家の御用達それが、「大多屋(おおたや)」です。
富山県産コシヒカリを使い、化学調味料や保存料などを一切使用していない安心・安全なます寿司です。
丁寧な作りで、ますの甘さとご飯の酸味がほどよくマッチした上品な味わいです。ます寿司を包む笹も香り豊かで寿司の美味しさを引き立てています。
人気なのが、「包み鱒の寿し」です。
表も裏も側面も全てマス!ご飯は見えません。大多屋オリジナルの贅沢な逸品!
お店のスタッフさんも、明るく優しく、買いに来てよかったと毎回ホッとさせてくれます。
午前中に完売してしまうことが多いので、予約や早い時間の購入をお勧めします。
ここぞという時、大切な人に贈りたいそんなます寿司です。
富山名物!ます寿司。いくつか買って食べ比べてみるのも面白いですよ。
今回は、私が選びに選んだます寿司店を紹介しましたが、他にもたくさんお店があります。ぜひ、お気に入りのお店を見つけてみてくださいね。