2020.07.06
熊本県天草市出身、フリーアナウンサーの山城優子です。
大好物が給食に出る日は張り切って学校に行っていました。
皆さんが給食で好きだったメニューは何ですか?
今回は、天草人が愛するご当地メニューをご紹介します。
はじまり
天草で不動の人気を誇る学校給食メニュー。
それは「大砲巻き」です。
形が大砲に似ていることから名付けられたようです。
いつ頃から食べられていたのか、はっきりとした時期は分かりませんが、半世紀前の給食にはすでに出ていたとのこと。
当時肉は貴重だったため、天草では豊富にとれる海の幸を使って、かまぼこ屋さんが考案したのではないかといわれています。
豚ひき肉を少し入れたコロッケのタネを子どもたちが好きなちくわの中に詰め、揚げて出したところ好評。
コロッケとちくわの最高な組み合わせは、パン給食のおかずとして広まりました。
天草一帯の学校給食ではおなじみに。
手が込んでいるため、最近では年に一度出るかどうかのスペシャルメニューとなっています。
作り方
ちくわに詰めるタネは、ポテトコロッケのタネ作りと同様。
じゃがいもを茹でて潰す。
みじん切りにした玉ねぎ、ひき肉を炒める。
にんじんを入れると彩りがよくなります。
塩こしょうで味つけし、全て混ぜ合わせる。
タネをちくわに詰める。
この時のポイントは「ちくわは縦に切り込みを入れる」こと。
タネを入れやすくなります。
たくさん詰めると食べごたえあり。
衣をつけて揚げたらできあがりです。
アレンジ
現在はB級グルメとして親しまれている大砲巻き。
家庭やお店によって、具材も味つけも様々。
しょうゆを加えて和風にしたり、甘めが好みの場合は砂糖をプラスしたり。
ポテトサラダを詰め込んだ「サラダ巻き」という名前のものもあります。
フライにしてもよし、天ぷらにしてもよし。
皆さんも好みに合わせて作ってみてください。