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よんなな プロジェクト

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東日本大震災から7年。福島より

目次

初めてまして、元ラジオ福島・MUSIC BIRDアナウンサーの八木志芳です。

 

私は2010年7月から2016年3月まで福島県で過ごし、震災後5年間、福島県内の被災状況を取材しておりました。

たくさんの方と出会いましたが中でも、多くの月日を一緒に過ごさせていただいたのが、福島県南相馬市で津波被害によりご家族を亡くされた上野敬幸さんという男性です。

上野さんについては、全国放送のTV番組など様々なメディアで取り上げられているのでご存知の方もいるかもしれません。

上野さんの震災後5年半の姿を追ったドキュメンタリー映画『Life 生きてゆく(監督:笠井千晶)』の上映会が去年末、鎌倉市内であり、お邪魔してきました。

会場は鎌倉駅から近いカフェ

 

福島の震災の被害というと原発事故ばかりが報道されがちですが、津波被害も大きく、多くの方が尊い命を落としました。

 

上野さんは父・母・長女(8歳)・長男(3歳)の4人が津波に流されています。しかし、原発事故のため、探したくてもすぐに探しに行くことができなかったのです。

映画では、亡くなった家族を探しながらも、2011年9月に生まれた次女や奥さんと向き合う姿が淡々と映し出されています。

BGMはほとんどなし、極端な脚色はなく、偏向した意図もなく、その時その時の上野さんの姿が。

 

 

上映会の様子

 

左:笠井千晶監督・右:上野敬幸さん

 

 

映画と同じ時期の上野さんや南相馬を見ていましたが、改めて、考える部分がたくさんありました。

 

 

 

 

 

左:震災後に生まれた上野さんの次女・倖吏生ちゃん※2016年8月撮影

 

東京にいると東日本大震災なんてなかったかのような日常が流れています。『Life』は津波被害を伝える映画といっても、押し寄せる津波の映像はありません。

大切な人を亡くした人間がどう生きるかを描くことで、今回の被害を伝えています。

東日本大震災後の福島県の沿岸部の状況について知りたい方はもちろん、生きるとは何か、命を大切にするとはどういうことか、を考えるきっかけになる映画だと思います。

 

 

そして、今月、2月17日に神奈川県・逗子で大きな上映会があります。

上映会後、笠井監督・上野さんが参加するアフタートークがあり、私は司会をさせていただきます。

 

ぜひお時間の合う方はおこしください。

https://www.facebook.com/events/2032036330407937/

 

↓八木アナウンサーのプロフィールはこちらです。

アナウンサー紹介

現在は地上波ラジオ局2局(Radio Berry、茨城放送)でメインMCのレギュラー番組を持つラジオDJとして活動。低く落ち着いた声と、リスナーに寄り添うフリートークで番組人気も上が利、全国からリスナーが集っています。得意分野や漫画・音楽・アニメ・ゲームなどのサブカル。SNS運用やライターとしても活動中。