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心の復興目指して~『大震災を語り継ぐ会』

こんにちは。元岩手朝日テレビアナウンサーの藤原規衣です。

3月は日増しに春らしさを感じられるようになっていく時期ですが、8年前の3月には決して風化させてはいけない大災害がありました。今回は「東日本大震災」のこと、そして震災を風化させないために続けられている取り組みについてお伝えします。

 

■2011年3月11日に発生した『東日本大震災』

「東日本大震災」は、2011年3月11日に発生した国内最大規模のマグニチュード9.0を観測した大地震による大災害です。

警察庁によると、地震で発生した津波などによる死者は1万5897人、行方不明者は2533人で、多くの尊い命が奪われました。そして8年がたった今もなお5万人以上の方が避難生活を余儀なくされています。(3月7日現在)

 

 

■震災を伝える取り組みはさまざま

震災の教訓を忘れずに後世に伝えようと、これまでに被災地内外でさまざまな取り組みが行われてきました。語り部、ボランティア、震災遺構、本、紙芝居など、その取り組みは多岐にわたります。

その中で、「震災遺族」を対象に行われている取り組みが『大震災を語り継ぐ会 心の復興サロン』です。

 

 

■「大震災を語り継ぐ会 心の復興サロン」とは

『大震災を語り継ぐ会 心の復興サロン』は、岩手大学の麦倉研究室が主催しているお話会です。

震災で大切な方を亡くした遺族を中心に、被災した人や共感する人が集まって、被災体験に向き合い震災のことを安心して語れる場所として2016年の9月に始まりました。

会は、音楽療法や臨床心理士の講話など心のケアを目的とした一部と、みんなで集まって震災のことを語り合う「お茶っこの会(お話会)」の二部構成で、毎回参加された方々で作り上げられています。

主に岩手県大槌町(おおつちちょう)と盛岡市で月に1~2回、これまでに43回開かれてきました。

(「心の復興サロン」の一場面。地元で活躍するサークル団体が参加することも)

 

 

 

■2019年1月、初めて東京で開催

今年1月には、初めて東京で開催されました。

40回目となった同イベントには、岩手県大槌町や岩手県山田町(やまだまち)出身の方が参加されました。集まった方々は、震災当時故郷を心配していたことや家族を失った悲しみなど、普段なかなか話すことの出来ない思いをゆったりとした空間の中で話し合いました。

また、岩手の方から関東に住む方へのビデオメッセージが上映されたほか、会の参加者から岩手の方へ「元気でいます」「頑張っていきましょう」といったビデオメッセージも撮影されました。

 

 

■語り続けていく~震災を風化させない

会を主催する岩手大学の麦倉哲教授は、「犠牲になられた方、被災された方や傾聴される方、そしてマスコミなどさまざまな活動に取り組まれている方が会を通して繋がり、地域を超えて震災のことを伝え続けていく活動にしていきたい」とおっしゃっています。

被災地のために何かできることはないか考えたり、身の回りの防災について見直してみるなど、些細なことでも東日本大震災について立ち止まって考えて頂けたらと思います。

 

 

 

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藤原 規衣 
 藤原 規衣