みなさん、熊本に古くから伝わる半人半魚の妖怪「アマビエ」をご存知ですか?
光輝く姿で海の中から現れ、豊作や疫病などの予言をするといわれています。
京都大付属図書館が所蔵する弘化3年(江戸時代後期1846年)4月の瓦版にその容姿が描かれています。
足元まで伸びた長い髪に、大きなくちばしとひし形の目が特徴で
体はうろこで覆われいています。
この瓦版の記述によると、熊本の海に現れたアマビエは、海に現れる光を見に来た役人に
「疫病がはやったら私の姿を描いて人に見せなさい」
といって海に消えたそうです。
これにあやかって、最近はSNSを中心にアマビエの絵や漫画などがあげられ、
新型コロナウイルスの終息を願う人々の願いが感じられるようになっています。
また、厚生労働省も感染拡大防止を呼びかけるアイコンにアマビエを採用しています。