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『宮崎県最南端で生きる、国の天然記念物に指定されている“野生馬”とは⁉』
目次
2019.10.21
目次
①『御崎馬(みさきうま)ってどんな馬
②岬全体が貴重な自然の宝庫!
③自然を守るため
皆さま、こんにちは。元NHK長崎放送局、サガテレビアナウンサーの牛島奈津子です。
今回ご紹介するのは、現在私が暮らしている宮崎県の大自然と、その大自然の中で生きる野生馬『御崎馬(みさきうま)』についてです。
■『御崎馬(みさきうま)』ってどんな馬?
宮崎県最南端、串間市の都井岬に生息する希少な日本在来種として、国の天然記念物に指定されている野生馬です。
小柄で胴が短く、首が太いのが特徴です。
目は真ん丸で大きく、可愛らしい印象を受けました。
突然、道路に出てきたときには驚きましたが……笑
(※)江戸時代の元禄10(1697)年、高鍋藩秋月家が現在の串間市を中心に7か所の藩営牧場を設営し、馬の生産をしたことが始まり。当時からほとんど手を加えない管理で野生に近い状態であることから「都井の野生馬」と呼ばれるようになり、昭和28(1953)年に国の天然記念物に指定されました。
【参考】※都井御崎牧場組合発行パンフレット
■岬全体が貴重な自然の宝庫!!
丘の上に数頭の馬が見えたので、必死に上って、上って……
ドンドン進んでいく馬を追いかける私!
日頃の運動不足がたたってか、なかなか追いつけませんでしたが、できるだけ近くで見たい一心で頑張りました。
そして、馬の親子に出会えました!!!
ほとんど人の手を加えない状態で放牧されているため、今も岬にあるものだけを食べて暮らし、繁殖を続けています。
ひと息ついて、丘の上から見てみると……
青い海に、青い空、見渡す限り広がる緑の草原。
これこそまさに大・大・大自然!!!
こんなに素晴らしい景色、初めて見ました。
感動です!!
■自然を守るため
都井御崎牧場組合の組合員が『御崎馬』の保護と管理をしていますが、病気や飼料不足などで、頭数は戦前の半数にまで減っています。
絶滅を防ぐためにも、御崎馬に会いに行った方々には、食べ物を与えない、近寄ったり触れたりしないなど、ルールを守って過ごしていただきたいです。
季節の移り変わりによって、岬を彩る草花も変化します。
また違う季節にも訪れてみたいです。
↓ 牛島アナウンサーのプロフィールはこちら
福岡県太宰府市出身。北は北海道から南は宮崎まで色々な土地で暮らしてきました。住めば都!地元の人以上に満喫し、楽しむことが得意です。現在は宮崎県在住で、宮崎サンシャインFMパーソナリティ。宮崎日日新聞社が発行する生活情報誌のサポーターとして、取材やリポートのお仕事もしています。3人の子育ても真っ只中。子供の目線も持ち合わせています。