2020.04.14
ごきげんよう、フリーアナウンサー兼ミス・ワイン ファイナリストの木村彩乃です。
初任地の栃木県にあるワイナリーへ行ってきたのでご紹介します。
ココ・ファーム・ワイナリー
訪れたのは、栃木県足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」です。1950年代、支援学級(当時の特殊学級)の教員だった川田昇氏が
「子供たちがイキイキと作業出来、自然から学べる事があるのでは?」と
葡萄畑を開墾しました。
1980年、こころみ学園の保護者達が立ち上げた
「有限会社ココ・ファーム・ワイナリー」がワイナリーを運営しています。
ですが、変わらず知的障がい者支援施設「こころみ学園」を利用する園生が、
葡萄づくりやワイン造りに携わっています。
「支援」だけでなく「美味しさ」も追及し、
今では国際的な会合で振る舞われるワインもあります。
畑の斜度はなんと平均斜度38度、最高斜度45度。
陽当たりや水はけが良く葡萄づくりには最良な土地です。
急斜面で機械が使えない為作業は大変ですが人の手で大事に育てられ、
除草剤が1度も使われていないのも特徴です。
ワイナリーの楽しみ方!
私は、1日3回開催されているワイナリー見学に参加してきました。
歴史・畑の話を聞いたり、実際に醸造場や蔵を見学出来たりします。
全国各地の様々なワイナリーを巡る私ですが、
コルクをスパークリングのボトルに挿入する機械に実際に触れたのは初めてでした。
あくまで体験ですので実際に入れるわけではないですが
「こんな感じなんだ~」と身体で感じる事が出来嬉しかったです。コルクの形がこんなに変わるのだからとっても固そうだと思っていましたが、
トンと軽く押せたのも驚きです!
見学の後は、葡萄畑を眺めながら食事を楽しめるカフェへ行きました。
メニューを見ると「さっき説明していたアレだ」とか
「来る前から気になっていたのはコレか」等とか迷ってしまいましたが、
店員さんのアドバイスの元、「ルビーの泡」と「月を待つ」にしました。
月を待つは、2019年、駐日ローマ法王庁大使館昼食会や
G20外務大臣会合夕食会で振る舞われた日本ワインです!
運転してくれたお友達には申し訳なかったのですが、葡萄ジュースもありましたよ。
足利マール牛を使ったローストビーフやカレーと一緒に楽しみました。
もちろんスイーツメニューもありましたよ★
どんなワインがあるの?
最後はお土産選びです。
迷っていると試飲させて下さいました。
好みを伝えたところ「山のシャルドネ」と「第一楽章」がおススメとの事でした。
「第一楽章」は、山頂で愛情たっぷりに育てられたマスカット・ベーリーA100%です。
園生が手間暇かけてルミアージュした「北ののぼ」を購入。
日本のデザートワイン収集家?として「ロバの足音」ももちろん購入しました。
その他にも葡萄を使ったスイーツやワインに合うおつまみの販売もあります。
急斜面・手作業・自然、そして「働く喜び」を感じる園生、
「美味しさ」を追及するワイナリーの日本ワインを楽しんでみてはいかがでしょうか?