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宿儺かぼちゃってご存知ですか?
目次
2018.10.29
元西日本放送、元テレビ愛知アナウンサーの菊池優です。現在は東海地方を中心にフリーアナウンサーをしています。
今回は東海地方の岐阜県の珍しい野菜をご紹介します!
■宿儺かぼちゃとは?
宿儺かぼちゃは「すくなかぼちゃ」や「すぐなかぼちゃ」と呼ばれるカボチャです。
もともと岐阜県高山市丹生川町周辺で家庭用に作られていたカボチャで、これを広く栽培して特産品にしようと2001年に「宿儺かぼちゃ」と名前を付けました。
特徴的なのは何と言っても、その形。
ヘチマのような細長い形をしていて、重さもまずまずあります。ですが、皮は薄いんですよ。そして糖度がとても高く甘いのが特徴です。
■名前の由来
「宿儺」というのは、この地域に昔から伝わる神話の主「両面宿儺」のこと。両面宿儺は神話の中では妖怪や鬼のように表現されていますが、農耕の指導者として地域の人たちには親しまれていたそうです。
そんな「両面宿儺」のようにたくさんの人々に親しまれてほしいという思いをこめて「宿儺かぼちゃ」と名付けられることになりました。
■宿儺かぼちゃを料理してみよう!
そんな宿儺かぼちゃを使って料理を作ってみました。
甘みを活かしてカボチャスープとカボチャサラダにしてみようと思います。
細長くて一気に包丁が入らないので、まずは半分に切ってから縦に切りました。
中の種とワタを取ります。
さらに細かく切ります。
皮が薄いので、一般的なカボチャよりもスッと切れました。
スープ用のカボチャはこのあと蒸して、ミキサーにかけます。
鍋に移して豆乳でのばし、コンソメで味付けをしました。
カボチャサラダは蒸したものにマヨネーズを混ぜただけのシンプルなものにしました。
皮ごとミキサーにかけたので、だいぶ黄緑色が目立つスープになってしまいました…。でも栄養はバッチリ逃していませんよ!
なめらかな舌触りよりも粒感を残して食事感を出しました。
本当に甘みが強いので、お子さんも喜ぶ味だと思います。
カボチャサラダも自然の甘みが美味しい!
「宿儺かぼちゃ」を見かけることがあったらぜひ挑戦してみて下さいね!
↓ 菊池優アナウンサーのプロフィールはこちら
元西日本放送・テレビ愛知アナウンサー。現在は東海地方を中心にテレビ・ラジオに出演中。出身地の栃木県の「とちぎ未来大使」「栃木市ふるさと大使」を務める。趣味は野球観戦!