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山形県で食べてほしい!デカ盛りグルメ3選

目次

 

はじめに

長野県出身、フリーアナウンサーの塩原桜(しおばら・よしの)です。
学生時代は東京で過ごし、前任地は山形、現在働く埼玉や夫の地元である神奈川など様々な土地に縁があります。
各地の良いところ、おもしろい場所、おいしい物など、どんどん紹介していきます!

山形のデカ盛りグルメ

食欲の秋を過ぎてもとどまることを知らないおいしいものへの探求心。
ここのところ、山形の、んめ~(おいしい)ものが恋しくなります。

山形県はフルーツだけではなく、野菜や山菜、海の幸など、食の宝庫です。
4つに分かれた各地域に特有の食文化があったり、舟運で関西からの食文化が入っていたり川魚も豊富に取れたりと、海も山もある県内には、どの季節にもおいしいものが並びます

そんな中で、私が最も気に入っていたのは山形の人の温かさがにじみ出る「盛りの良さ」なんです!

おもてなしの心が深く根付いている山形県。
どこかのおうちにお邪魔しても、取材に行った時にも、そして飲食店でも、どんどん食べ物が出てきます。
体が大きく、定食はおかわりが定番の男性カメラマンでも大盛の注文をためらうほどのデカ盛りグルメも充実しています。

今回はその中でも取材でいただいたおもしろいデカ盛りグルメをランキング形式でご紹介します。

<第3位>冬になると食べたくなる! 上山のスーパーで見かける甘~い〇〇〇〇

3位にランクインしたのは山形県上山市にあるスーパー 関食品の店の入り口で販売しているあま~~~~~い「焼き芋」です。

冬になるとスーパーや軽トラックで売っているのをよく見かけますが、これは、その辺の焼き芋とは一味も二味も違うのです!

何が違うのかというと……こちら!

サイズが!大きい!!顔のサイズよりも大きい焼き芋なんて食べるのはもちろん初めての私。恐る恐る重さを量ってみたところ、1.15キロもあり、お店の方は「スーパーヘビー級」と呼んでいました。

品種は「紅はるか」。
焼き芋にした時の糖度が高いものを選んでいるそうです。写真からもわかるように、サツマイモの皮に蜜が染み出しています。
思い切ってガブリ!とかぶりつくとその瞬間に広がる甘い香り。
ほくほく、しっとりとしたサツマイモの食感はもはやスイーツ級です!

かなり糖度は高いようですが、後味はすっきりとしていて、くどくない甘さ。
今まで出会った中で極上の焼き芋でした。

この焼き芋の秘密は専用の石焼き芋の機械と、長年培った匠の技。
こんなに大きい焼き芋ですから、中までで火を通すのはとても大変なはず。

しかし、約4時間もの長い時間をかけてじっくり加熱することでおいしい焼き芋になるそうです。

ロケの時間内では食べきれなかった私は、テレビ局に持ち帰って食べましたが、冷めてもおいしく、まるで芋羊羹のようでした。

サイズによりますが、価格はリーズナブルですので、秋冬の山形に遊びに行く際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
もちろん、通常サイズ(100グラムくらい~)もありますので、大きいのは食べきれない!という方も安心です♪

店頭ではこのほかの品種も売っているので、お気に入りの一本に出会えるかも…?

期間限定・早く売り切れる日もある商品なので、心配な方はお店に問い合わせてみてください。

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関食品
営業時間 10:00~19:30
住所 山形県上山市旭町2-9-1(023-674-0978)

<第2位>挑戦者求む! 麺のお店で見つけた河北ならではの文化

続いて第2位は……河北町にある「お食事処 葵」

河北町が発祥といわれる冷たい肉そばや肉中華など山形ならではの麺をいただくことができるのですが……今回のデカ盛りグルメで紹介したいのはデカ盛り、ではなく、食べ放題……しかも、お餅の、です。

「え?麺のお店でお餅?」と思うでしょうが、もともとはお餅屋さんだったそうです。

お店でつきたてのおいしいお餅は、ラーメンやそばなどの麺類とのセットもあり、これを目当てに来る人もいるほどの人気商品。

また、河北町内の溝延地区では昔から「餅飲み」という文化があり「餅をたくさん食べる人はえらい」とされていたという説もあるからか、たくさんお餅を食べるお客さんが多いそう。
そんな因果で始まったのが「もち大食い番付」もちを一皿ずつ追加し、いくつ食べられるかを競うものです。

店内貼り出された番付は記録更新のたびに書き換えているそうですが、私が見たときは横綱(1位)が120個、大関(2位)が110個という驚異の数字でした。

ちなみに一皿ごとに味を変えることができます。味は「納豆」「大根おろし」「くるみ」「ずんだ」「ごま」など。
定番は「納豆餅」です。

私も最初は納豆からスタートし、「餅飲み」の要領でわんこそばのように次から次へと平らげました。
つきたてでやわらかく一口サイズのお餅なので、食べやすい!そのうえ味もいいですから、普段よりもたくさん食べられますが、途中でお店の方から注意がありました。

「餅は膨らむから限界までは食べちゃダメ」とのこと。

大人の平均は17個だということなので、無理せず食べ進めます。しばらくして、甘いものが欲しくなると、おかわりするたびに「ずんだ」や「ごま」を挟みます。

結果、納豆餅50個とその他を10個、合わせて60個を完食!

番付に載ることはできませんでしたが、大満足でした。

麺とお餅のセットは通常営業で提供していますが、番付にチャレンジしたり、たくさん食べたりする予定がある方は予約必須です!

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お食事処 葵

営業時間 11:00~16:00(売切れ終了) 火曜定休

住所 山形県西村山郡河北町谷地月山堂372-2

<第1位>県内でも定番★ 米沢の傾奇者にちなんだみんな大好きなあの食べ物

第1位は米沢市から、米沢市堂森に居を構えた前田慶次にちなんだ、「傾奇者」な見た目のメニューです。

ちなみに傾奇者とは、地味な色合いが主流だった戦国時代末期から江戸時代初期にかけて、江戸や京都などの都市部で流行したといわれる社会の風潮です。

色鮮やかな女性の着物や動物の皮を羽織るなど、常識を逸脱した行動に走る者たちのことで、茶道や和歌などを好む数寄者よりさらに数寄に傾いた者という意味。

そんな「傾奇者」の名がついたグルメはこちら!

その名も「傾奇者カレー」です。

堂森善光寺の副住職様とのコラボで生まれたこのカレー。

写真には納まりきっていないのですが、カレーに浮かぶ兜型に盛られたたっぷりのご飯の上には「大ふへんもの」とかかれた旗が立ち、カレーの池には朱槍を模した有頭エビフライ、分厚いとんかつが2切れと、ウインナー2本、からあげなどがふんだんに乗っています。

飲み物付きで1600円という破格です。

見た目のインパクトが強く、これは食べられるか……?と不安に思いましたが、総重量は1キロほど。
これはおいしく最後まで食べられる!と確信し、ご飯と揚げ物をバランスよく食べていきます。

ルーに使われている牛肉はなんと米沢牛。
カレーはコクがあり辛さもちょうどいいので、量だけでなく味も大満足の一品です。

あっという間にペロリ!

完食後に笑顔で写真を撮る余裕もありました。

実はこちらのお店は、デカ盛りメニューがたくさんあり、傾奇者カレーは序の口だそう。

他のメニューも気になるところでしたが、このときは傾奇者カレーのみをいただきました。

少し小さい姫傾奇者カレーやプチ傾奇者カレーもありますので、女性や小食な方にもこのおいしさを味わってもらいたいです。

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ビッキ石

営業時間 11:00~15:00/17:30~20:00(土日祝のディナーは17:00~) 月曜定休

住所 山形県米沢市万世町桑山1490-8 (電話 0238-28-2450)

おわりに

山形のデカ盛りグルメは奥深く、種類も豊富。皆さんが食べたいと思う一品がきっとあるはずです。
今回はランキング形式にしましたが、順位をつけるのが難しく、どれもおいしいものばかりでした。

大食い自慢の方も、小食でみんなでシェアしたい!という方も山形のおいしいグルメを味わってみてくださいね。

 

アナウンサー紹介

現役局アナウンサー。埼玉県のニュースキャスターを務めながら自ら各地に取材にも赴き、特番やCM、情報番組内のナレーション、リアルイベントのMCなどを経験。また、インターネットサービスやITに興味津々。SNSは呼吸。視聴者と配信元をリアルタイムでつなぐ橋渡し役として双方向のweb生放送の進行も数多く経験。また、食べることが大好きで、特に白ごはんとかき氷、ラーメンをこよなく愛しています。