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ジャンベフェスティバルに行ってきた!【鹿児島県】

目次

 鹿児島県担当、フリーアナウンサーの山城優子です。各地でイベントが増えてきている中、鹿児島市でも4年ぶりに「ジャンベ」のイベントが開かれました。私も楽しんできました!

ジャンベ初鑑賞

 先日、鹿児島市で「第10回みしま村ジャンベフェスティバル」が開かれました。会場は4年ぶりの開催を待ちに待った人たちであふれ、10を超えるアーティストたちが演奏を披露しました。

実は私、ジャンベの演奏を生で聴くのは初めて。赤、黄、緑のアフリカ色の幟に囲まれたステージで民族衣装を纏ったアーティストを前にとてもワクワクしました。空に抜けるような音、全身に響いてくる心地良い音色に感動しました。リズムに合わせて自然と手拍子が起こり、体が動き出す。会場が一体になり、皆笑顔になる。異国感が漂い、あたたかい雰囲気に包まれていました。
トップバッターは、鹿児島大学のジャンベサークル「ジャンベリー」の皆さんでした。イベントが初めての学生や、ジャンベを始めてまだ一か月弱の学生さんもいらっしゃるとのことでしたが、堂々とした演奏や激しいアフリカンダンスでとても盛り上がりました。
目の前で観ていると、奏者の手の平がだんだん赤くなっていく様子や、額ににじんだ汗までもがよく見えます。全身全霊で演奏したり踊ったり、全力で楽しまれているのが伝わってきて、胸が熱くなりました。

なぜ鹿児島でジャンベ?

 西アフリカの伝統的な打楽器・ジャンベが鹿児島にやってきたのは1994年。ギニア出身の世界的なジャンベ奏者ママディ・ケイタさんが三島村を訪れて演奏をされたのがきっかけです。それ以来、三島村とギニアとの交流が生まれ、ジャンベの文化が根付き、盛んに演奏されるようになりました。ジャンベの島となった三島村では、毎年ジャンベを学ぶためのスクールを開講しています。

三島村の紹介

 鹿児島県三島村は、竹島、硫黄島、黒島の3つの離島からなる村です。鹿児島港からフェリーで3時間から5時間で行くことができます。竹島はその名の通り、島全体が竹に覆われている島で、特産品は大名竹の筍です。硫黄島は硫黄岳という活火山のある島で、温泉が湧き出ています。黒島は自然豊かで畜産が盛んで、黒毛和牛やシイタケ、焼酎が特産品です。2015年には日本ジオパークにも認定されている三島村。ヨットレースや釣りを楽しみに訪れる方も多いんです。

珍しいグルメ

 自然の魅力たっぷりな三島村には、珍しいグルメもたくさんあります。今回はイベントで出会った2つをご紹介します。
一つ目は筍の王様と呼ばれている「大名筍」。5月から6月が旬で、柔らかくてアクが少ないのが特徴です。会場では、炭火で焼かれた大名筍たちが網の上に並び、焼き立てをその場でいただくことができました。一口食べた瞬間、そのおいしさにびっくり!根元はみずみずしくて、本当にアクがなくて食べやすく、シャキシャキとした食感もたまりませんでした。そのまま食べてもおいしいし、塩やマヨネーズで味変してもよさそう。
二つ目は「カメノテ」です。

磯でとれる甲殻類の生き物で、形が亀の手に似ていることから名づけられたとか。どうやって食べるの?と思いますよね。一見硬そうな殻に見えますが、実は簡単に手でむいて食べることができます。中身は黒っぽい色をしていて小指半分くらいの大きさでしたが、味は濃厚。ほどよい塩加減で、貝の味に近いけれどカニのような味わいも楽しめました。
なかなか離島に行く機会がありませんが、イベントを通じて島の食や文化を体感でき、貴重な時間を過ごすことができました。

アナウンサー紹介

元NHK鹿児島放送局キャスター。まち歩き、歴史好きが高じて鹿児島の観光ガイド「薩摩こんしぇるじゅ。」を務めたことも。特技のラッピングはコーディネーターの資格を持ち、どんなものでも高見えおしゃれに変身させちゃいます!得意の婚礼司会をはじめ、子どもプレゼン教室、コミュニケーション講座講師、イベントMCなど幅広く活動。誠を尽くして取り組みます!