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よんなな プロジェクト

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スポーツの秋!燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会を楽しむ【鹿児島県】

目次

 鹿児島市在住、フリーアナウンサーの山城優子です。待ちに待ったかごしま国体・かごしま大会が開催されました。競技観戦はもちろん、応援、イベント参加と様々な角度からスポーツの祭典を楽しみました。

にぎわう県内

 特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」が10月7日~17日、特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が10月28日~30日に行われました。鹿児島での国体は51年ぶり。障スポは初開催。10月の鹿児島県内は、各地で盛り上がりを見せました。
 駅やイベント広場には「祝!開催」「キバレ!」などと書かれたのぼり旗や横断幕が掲げられ、街中はユニフォーム姿の方が行き交い、観光を楽しむ姿も。新聞やテレビでは毎日競技の模様や結果が伝えられ、週末はおもてなしイベントが目白押し。国体・障スポ一色でした。コロナ禍で3年延期されての開催でしたが、鹿児島市内がこんなにも活気にあふれているのを久しぶりに見た気がして嬉しくなりました。
 期間中は、40を超える競技が27市町の会場で実施されました。私も近場で行われている競技にはちょこちょこ足を運び、遠くて見に行けないものはスマホで観戦。国体チャンネル(国体の競技映像をライブ・アーカイブ配信するインターネットサイト)を利用しました。これが、とても便利!51年前は考えられなかったことだと思います。もう一つ、便利だったのが「観戦ガイドブック」です!

 電子版もありましたが、私は紙冊子版を活用。これさえあれば、かごしま国体・大会の全てが分かるといっても過言ではないくらい詳しく載っています。それだけではなく、鹿児島の歴史や文化、自然、食などの情報がたっぷり詰まった県内43市町村のPRまで。鹿児島県民の私ですらずっと取っておきたい魅力的なガイドブックです。手にした方はぜひ熟読されて、気になるところにでかけてみてください。

おもてなしイベント

 鹿児島市の繁華街天文館では、週末を中心に国体応援イベントやおもてなしイベントが開かれていました。本格焼酎やお茶のふるまい、島唄や太鼓の演奏などステージイベントもありました。中でも、釘付けになったのが、大島紬のファッションショーです。

 大島紬は主に奄美大島で作られている絹織物。本場大島紬は国の伝統的工芸品に指定されています。泥染めによる渋みや高級感があり、特別な時に着るもの、敷居が高いイメージがあります。しかし、ファッションショーではブーツやシャツと合わせた着こなしなどが紹介されていてびっくり!大島紬の新しい提案に興味と親しみがわきました。高価でなかなか手が出ませんが、着付け体験やレンタルできるところもあるので、いつか袖を通してみたいです。

「電動車椅子サッカー」初観戦

 今回、初めて観戦したのが、障スポのオープン競技「電動車椅子サッカー」です。電動車椅子の前に取り付けた専用のフットガードでボールを蹴るサッカー。重度な障害がある方でも参加でき、コントローラーを手やあごで操作して車椅子を動かします。
 直径32.5cmの大きなボールを奪い合ったり、勢いよくシュートをしたり、とても見ごたえがありました。中でも、驚いたのがスピードの速さと競技者の皆さんのコントロール力です。車椅子を半回転、一回転させながら反動をつけて蹴ったボールが見事に命中してゴールにつながっていく様は感動しました。男女混合で1チーム4名。試合時間は、前半後半各20分。最高速度は時速10㎞以下。ルールも複雑ではなく、観戦初心者でも楽しめます。普段なかなか見ることができない競技を生で観戦することができ、貴重な機会となりました。
 地元の人々の応援、選手の皆さんの活躍、いろんなシーンに心を動かされ、国体・障スポが地元開催だったからこそ体験できたこと、気づいたことがたくさんありました。再発見した鹿児島のよさをこれからも発信していきます!

アナウンサー紹介

元NHK鹿児島放送局キャスター。まち歩き、歴史好きが高じて鹿児島の観光ガイド「薩摩こんしぇるじゅ。」を務めたことも。特技のラッピングはコーディネーターの資格を持ち、どんなものでも高見えおしゃれに変身させちゃいます!得意の婚礼司会をはじめ、子どもプレゼン教室、コミュニケーション講座講師、イベントMCなど幅広く活動。誠を尽くして取り組みます!