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武田久が引退を選ばなかった理由とは
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2018.09.10
こんにちは!高橋麻美です。
NHK札幌放送局で1年間ニュースや生活情報を担当した後、HTB北海道テレビで4年間スポーツキャスターをしていました。
主な取材先は北海道日本ハムファイターズ。GAORASportsの野球中継でレポーターもしていました。
現在はさいたまのラジオ局=FM79.5【NACK5】のゴゴモンズという番組でパーソナリティーをしています。
そんな私にとって見逃せない熱い戦い………
それは都市対抗野球! 社会人野球チームが戦うトーナメント制の野球大会です。
目的はさいたま浦和にある日本通運野球部の応援!!
なんてたって元ファイターズの武田久投手がいますから。
1塁側、3塁側それぞれのフェンスにスピーカーがついていて、攻撃中だけじゃなく、守備のときにも応援したり、一戦必勝のトーナメントだからこそ確実に1点を取りにいっていたり、プロ野球とはまた違った面白さがありました。
応援に行く前に日本通運野球部の練習にお邪魔させてもらいました。
コーチ兼任として古巣に戻った武田久投手の取材です。
自分の練習をきっちりと終え、コーチとしてピッチャー陣の練習しっかり見ている武田久投手。
藪監督によると日通野球部ではピッチングコーチが2人になるのは初、日通からプロへ行ってまた日通に戻ってくるというのも初。チームに馴染むのか、何か問題が起きてしまわないか、監督としては不安もあったそうです。
しかし、「タケならきっと大丈夫だろう」という確信が藪監督にはありました。
武田投手がプロ入団前に日通にいた当時、藪監督はコーチとして日通に。
プロ入団後に日通グラウンドで自主トレをする武田久投手の姿を見て、その人間性を信頼していたのです。
サボろうと思えばいくらでもサボれてしまう自主トレで、自分で決めたメニューを淡々とこなす、ひたむきで真摯な武田久投手。
チームに馴染むどころか、チームメートやトレーナーさんにまで、武田投手の練習に向き合う姿勢は「これがプロなんだな」と良い手本になっていました。
でも、、私には1つ大きな疑問が。
ファイターズにいた頃
「野球人生は太く短くで良い。しがみついてるなんてカッコ悪いじゃん。」
と話していた武田久投手。
―――――なぜ、引退を選ばすに続けることを選んだのか。―――――
抑えとして落ち目のときにケガをして手術して
サポートしてくれる人がいる有り難み、ファンへの感謝を実感した。
全盛期のようにとはいかないまでも
手術してくれたお医者さんがいて
面倒看てくれた看護師さんがいて
サポートしてくれる人がいて
応援してくれるファンがいて
いろんな人のおかげで投げられるようになったから
自分から引退とは言えない。
そう教えてくれました。
残念ながら今年の都市対抗野球で日本通運野球部が優勝とはなりませんでしたが、今後の社会人野球の試合、そして、武田久投手がコーチとして教えるピッチャー陣から、ドラフトに選ばれる選手はいるのか、注目です。
↓ 高橋アナウンサーのプロフィールはこちら
日本で1番寒い街、旭川の出身です。北海道では主にスポーツキャスターを、現在はFM NACK5でラジオパーソナリティをしています。ニュースからバラエティまでなんでも頑張ります