世界中のチョコレートが集結！〜サロン・デュ・ショコラ2023〜【東京都・石川県・長野県】

　ごきげんよう、スイーツアナウンサーでチョコレートの資格を保有する木村彩乃です。今年も世界最大級のチョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ2023』の事前取材へ行ってきました。

　第21回のテーマは「LOVEこそPEACEだ！」です。ショコラの美味しさはたくさんの「愛」からできていることから、私たちの生きる世界がもっと微笑みにあふれることを願ってつけられたそうです。

　地方創生媒体として注目したのは、石川県のBEAN TO BARブランド【FILFIL CACAO FACTORY】。2021年にスタートしたフレンチレストラン「FIL D’OR」がカカオの旅をコンセプトにして手掛けているブランドです。シェフの金子世葉さんは、ベトナムやバヌアツのBean to Barメーカーで経験を積んだ後、世界中の良質なカカオ豆と石川の素材を掛け合わせ、独自の世界観を創り上げています。昨年、筆者がタブレットやショコラショーを頂きカカオの風味に魅力された点も大きいですが、今年は石川県ならではの旨みをより楽しめそうです。
写真右側のタブレットは、加賀棒茶 ミルクチョコレート45% ~PROMENADE~。焙煎したての石川県産の加賀棒茶をBean to Barに閉じ込めることで芳しい薫りを最大限いかしています。トッピングは、白山の蕎麦の実・ウワミズザクラの実、ヨモギです。石川県の作家が描き下ろした石川の植物がモチーフのパッケージにも注目！
写真左側のタブレットは、Nostalgia ~望郷~。なんと…石川県産の干し柿や塩昆布煎り玄米、キハダの実が乗っているんです！冬の原風景と能登の食文化をテーマにした季節限定タブレットとのことです！

サロショといえばイートインも楽しみの1つ。同じく石川県から【レスピラシオン】が初出店。こちらもミシュラン店！どんなメニューを楽しめるか？楽しみですね！

　メタバースを活用した仮想都市コミュニケーションアプリ「レヴ ワールズ」も初開催です。ショコラファン同士の交流はもちろん、ショコラティエへのメッセージ送信などコンテンツが盛りだくさんとの事です。サロショで顔を合わせられるのが一番ですが、技術を駆使してこの状況下でも交流出来るって素晴らしい取り組みですね。

　サロショの後はいよいよバレンタインに向けてスイコレです。スイーツコレクション2023ももちろん日本各地から様々なショコラが集結します！
筆者が気になったのは、長野県から初登場の【トラントロア】です。信州産あんずやりんご、カシス等地場産の6種のボンボンアソートや、ショコラコーティングした信州産ワインに漬け込んだシャインマスカット等が販売されるそうです。しかも農薬不使用栽培のシャインマスカットはかなり珍しいんだとか！？

長野県からはもう1つ【信州ショコラトリーGAKU】も初登場です。安曇野のラズベリーを使用したチョコレートサンドはバレンタイン限定！長野県と言えば、世界で活躍する太田哲雄シェフのお店もありますし、注目エリアですね！！

【SALON DU CHOCOLAT®︎2023】
会場：伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
会期：パート1　2023年1月19日(木)〜25日(水)
パート2　2023年1月29日(日)〜2月5日(日)
出展ブランドは異なりますが、丸井今井札幌本店・仙台三越・ジェイアール京都伊勢丹・広島三越・岩田屋本店でも開催されます。
オンラインストアはこちら。

【SWEETS COLLECTION 2023】
会場：伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
会期：2023年2月7日(火)〜2月14日(火)

最後になりますが、スイコレのテーマは「Life with chocolate」です。生活の中にチョコレートがあるからこそ、社会や環境に配慮した未来志向のものに出会えたり、日本各地の食文化を感じられたりするのではないでしょうか？
2023年のバレンタインシーズン、多くの皆さんと笑顔でチョコレートを通して交流できますように！！