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よんなな プロジェクト

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日本を明るく元気に!よい仕事おこしフェア開催【司会】

目次

 こんにちは!青森県出身、東北や九州に縁がある田邉有沙です。先日、都内で行われた「よい仕事おこしフェア」のメインステージにて司会を務めさせていただきました。とても素敵な催しでしたので、ご紹介します。

全国のネットワークを生かした信用金庫の地方創生

 「よい仕事おこしフェア」は、城南信用金庫が中心となり、全国各地に広がるネットワークを生かして、コロナ渦や円安、原材料の高騰の中で頑張る中小企業を応援し、地域活性化を目指す商談会です。メインテーマは「信用金庫による地方創生」「日本を明るく元気に!」。女子アナ47のキャッチフレーズとも似ていて、会場に足を踏み入れた瞬間からワクワクしました。
10回目の開催となった今回は、253の信用金庫が協賛。販路拡大や新たなビジネスパートナーの開拓を求め、「ものづくり・食品・観光」の3業種を中心に、全国から464の企業や自治体が出展しました。一昨年はコロナ渦のため規模を縮小、昨年は中止。3年ぶりの開催となった今回は、東京ビックサイトを会場に多くの協賛、出展があり活気に溢れていました。

日本が誇る「ものづくり技術」が大集結!

 今回メインステージでは、全国から「我こそは!」と集まったものづくり企業8社が「わが社自慢の加工技術」をプレゼンテーション!新たなビジネスチャンスへ発展するべく、各社熱弁を振るいました。
また、会場では大人たちの子ども心をくすぐるような作品がたくさんありました!輝く前足が鋭い大カマキリ!金型制作やプレス加工など、精密部品を製作するザオー工業株式会社(足立区)のブースです。子どもたちにものづくりの楽しさや奥深さを感じてもらいたいと開発した、ボルトやナットで組み立てる「メタルブロック」です。しかも、廃材や端材を使用しているサステナブルな取り組みでもあります。

精密板金加工や溶接加工を得意とするイシイエンジニアリング(横浜市)は、その技術を活かし、組立式ギター模型や観覧車模型を製作しました。観覧車は、モーターと歯車で実際に回転します!社長の遊び心からできた製品なんですって。楽しんで作ることが技術の向上に繋がっているんですね。

思わぬ再会!

 そして会場で1つ、思わぬ再会がありました。福岡放送勤務時、取材させていただいた大川市の庄分酢さんが出展されていたのです。300年の歴史がある老舗のお酢店で、取材当時は2016年4月の熊本地震の直後でした。蔵開きを前に酢を作る菌が落ちてしまったものの蔵に住んでいる菌たちが頑張ってくれるだろうというお話を聞かせていただきました。懐かしくて福岡に帰りたくなりました…。

始まりは復興支援

 企業を応援する「よい仕事おこしフェア」ですが、始まりのきっかけは東日本大地震の復興支援です。2017年からは象徴となる「興こし酒プロジェクト」も始動しました。被災県を中心に、今では全国47都道府県のお米をブレンドし「絆舞」という日本酒をつくり、売上金から義援金を贈り続けています。今回は大雨被害にあった山形・福島・静岡の3県へ義援金が贈られました。参加地域もどんどん増えていて、今年は251の地域のお米がブレンドされたとのこと!つくっているのは福島県の曙酒造さんです。

どんな味なのか気になっていたのが顔に出ていたのでしょうか。ご厚意でいただきました。お店で見つけたら次はきちんと買いますね!皆さんも是非味わってみてください!
東日本大震災の翌年から岩手県で働いていたこともあり、復興支援に繋がるお仕事に関われたことが本当に嬉しかったです!日本を明るく元気に!

アナウンサー紹介

山形→岩手→福岡→佐賀と、東北と九州の放送局でアナウンサー・リポーターを務める。自転車に乗れない運動音痴を披露しながらバラエティ系情報番組のMCを担当する一方、東日本大震災の被災地を積極的に取材し、特番のMC兼ディレクターを務めるなど幅広く担当。大好きなお祭りの企画リポートは全国のほか、アメリカNBCでも放送される。地元・青森の役所勤務を経て、2020年よりフリーアナウンサーへ。イベント司会やナレーターとして活動中。