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那須のワイナリー 葡萄のみならずブルーベリー100%も?!【栃木県】

目次

 ごきげんよう、フリーアナウンサーの木村彩乃です。ミスワイントップ8に選出して頂けるほどワイン好きな私は、全国のワイナリー巡りが趣味の1つ。今回は、局アナ時代暮らしていた栃木県へ去年訪れた際のお話です。

那須661ワインヒルズ

 2022年7月16日、栃木県の那須にオープンしたワイナリー「那須661ワインヒルズ」です。観光地のエリアにあるとても良い立地ながらも、建物の前に広がるぶどう畑は圧巻です。更に階段や建物には、2018年に日本遺産にも認定された栃木県宇都宮を産地とする「大谷石」が。廃材となった「大谷石」を70000本も再利用しているそうです。
その他も、近隣の酪農家で使われていた納屋などを醸造所や作業所として活用したり、店内のディスプレイ台やインテリアには地元の木材を利用したりすることで「地産地消」を実現しているサスティナブルなワイナリーです。

ブルーベリーのワイン

 那須連山の東南側中腹、標高約550mに位置しているワイナリー。周辺に、総敷地面積約91ヘクタール(なんと東京ドームの約20倍)の畑があり、ぶどうやブルーベリーなどの果実栽培を行っています。那須高原の冷涼な気候・昼夜の寒暖差は、ぶどうにとってストレスの少ない環境で、メルロー・シャルドネ・シラー・カベルネソーヴィニヨン・カベルネフラン・プティマンサン等様々な品種が育っています。
自社栽培の葡萄に、那須御用邸と同じ地下水源を使い、オーク樽で熟成。赤ワイン「神座」も気になりつつ、自社農園のブルーベリーを100%使用した本格ブルーベリーワインが10種以上売られている事に驚きました!日本中巡っているけれど初めてです!伺うと
「日本で最大級のブルーベリーファームなんです。」
と答えて下さいました。しかも那須産ブルーベリー「水希」は、1998年那須を襲った大洪水の際、流されてしまった畑からたった10本出た新芽を丁寧に育て上げた品種だそうです。美味しく味わうだけでなく、希望や勇気をもらえるワインですね。

試飲して選べる

 併設の醸造所を眺めた後は早速お買い物タイム!
「珍しくて全部買いたい!」
と思いつつ、お財布的にも荷物の量的にもそうは行かず迷っていたら
「そういうお客様が多いので、1100円でぶどうの赤・白、ブルーベリー、いちごやりんごなど約16種類のワインを試飲可能です!」
と教えて下さいました。実際に試飲すると、ブルーベリーのワインもぶどうと同じで、年度や樽によって風味が全く異なるという事がよくわかり面白かったです。
そして、気に入った数本を購入。「2020 MIZUKI ブルーベリーワイン(辛口)」は、自社農園で収穫したブルーベリー100%とだけありしっかりと果実味を感じられますし、すっきりとしていて夜のお供に1本すぐにあいてしまいました。ワイン好きの私も大満足の味わいでしたし、やや軽めで飲みやすいのでワイン初心者の方へもお勧めしたいです。甘口もありましたよ。
ちなみに、試飲のカウンターになっている木の長さにも注目です!樹齢の長さ感じられる太い欅はご利益がありそうでした。

余談ですが、ニューヨークにある提携会社「Tomasello Winery」の果実酒の試飲もあり、スイカやパイナップルなど珍しいワインが盛りだくさんです!こちらもあけるのが楽しみ!

グリル料理も楽しめる

 建物の外で良い香りがしているな~と思ったら、那須で採れた高原野菜・オリジナルソーセージなどを薪で焼いてワンプレート形式で提供していました。専用のテラスでぶどう畑を見渡しながら、ワインとグリル料理のマリアージュを堪能できる…次はお腹をすかせて訪れようと思いました。

ブルーベリーのパスタ?!

 話はお店に戻り、ワインのみならず、ビールやお菓子、お酢やドレッシング等様々な商品も並んでいました。私が購入したのは、那須産ブルーベリー100%使用の「ブルーベリーパスタ」です。ブルーベリーでワインを造る時に出るポマースは、栄養を多く含むそうで「無駄にしたくない」という想いから、パスタやジャム等様々な商品を作ることにしたそうです。麺の味は、甘みはなくブルーベリーの風味をほんの~りちょっぴ~り感じる程度でした。紫の麺という色の可愛さが私のお気に入りポイントです。

春休みどこへ行こうかな~と思っていた方は、那須の珍しいワインや薪グリルで心も体もポカポカにしてみてはいかがでしょうか?
【那須661ワインヒルズ公式HP】
https://www.nasu661winehills.net/

アナウンサー紹介

スイーツとスポーツに特化したアナウンサー。スイーツコンシェルジュの資格を生かし、世界中で取材経験あり。また、スイーツコンテストの審査員や商品開発のアドバイザー、講師、コンサル等活動は多岐にわたる。最近は、ワインや抹茶とのマリアージュにも凝っている。スポーツ観戦も趣味が高じて仕事になり、スポーツ番組の立ち上げやスポーツコーナーのキャスター経験あり。現在はモルックに夢中で、Casa Mölkky Worldというオンライン世界大会(?)に向けて猛特訓中。