熱気漂う　渋谷が鹿児島一色に！

2019.06.14

元NHK鹿児島放送局の山城優子です。

鹿児島の一大イベントが、毎年渋谷で行われています。なぜ渋谷…？

年に一度、東京にいながら鹿児島を強く感じることができるイベントがあります。

「渋谷・鹿児島おはら祭り」。

民謡「おはら節」や「渋谷音頭」などに合わせて踊りながら歩くお祭りです。

22回目を迎えた今年は、66の踊り連、約2,600人が参加し、会場となった渋谷は熱気に包まれました。

 

渋谷と鹿児島は歴史的に深いつながりがあります。

鎌倉時代、渋谷一帯を治めていた豪族渋谷氏が薩摩に移住し、五家（入来院、祁答院、東郷、鶴田、高城）に分かれる。そのうち東郷家から出たのが、後に日露戦争で連合艦隊司令長官となった東郷平八郎。御神体として祭られている東郷神社が渋谷にあります。

また、薩摩藩渋谷藩邸から、徳川13代将軍家定の御台所となった篤姫が江戸城にお輿入れしました。

さらに、渋谷の待ち合わせ場所として定番の忠犬ハチ公像。初代の銅像は、鹿児島出身の彫刻家安藤照がつくったものです。（ちなみに、現在のハチ公像は2代目で、息子の安藤士のもの）

最近では、防災協定、観光・文化交流協定を結ぶなど絆が深まっています。

「渋谷・鹿児島おはら祭り」は、鹿児島の魅力を日本の中心東京から全国へ、そして世界へ発信していけるイベント。

実際、真剣に写真を撮ったり飛び入りで参加したりする外国人の姿を多く見かけました。

 

そして、今回参加者の中に、NHK鹿児島放送局在籍中一緒に仕事をしていた村上留奈アナウンサーを発見！すっかり鹿児島県民になりきって踊っていました。

本場鹿児島の「おはら祭り」は11月2日、3日に行われます。

鹿児島にお出かけ予定の方は、鹿児島県民の熱を肌で感じてみてください。

 

 

 

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