有働文子の茨城の旬を見つけた！！〜甘くて、みずみずしい梨をご紹介〜

2019.08.23

茨城放送のレポーターとして、県内各地を800カ所以上を取材してきました、有働文子です。
毎年、魅力度最下位の茨城県ですが、私にとってキラキラ輝く宝石箱のような場所。コラムでは、茨城県民よりも茨城県を熟知した私が、茨城の旬な情報発信をどんどんしていきます。
実は、「野菜ソムリエ」の資格を持っている私。今回からは、茨城の美味しい農産物にスポットをあて、毎月ご紹介していきます。

今月ご紹介するのは、今が旬の「梨」です。

【全国トップクラスの梨の名産地】
茨城県は、千葉県に次いで全国第2位の梨の生産地。茨城県の梨は、市場出荷が多く、東京都中央卸売市場のシェアは、全国第1位を誇ります。 茨城県は、江戸時代から梨栽培の歴史があり、日本で最古の梨産地のひとつ。昼夜の寒暖差の大きい気候と、豊かな水、恵まれた土質が梨の栽培に適し、県内では、筑西市、下妻市、かすみがうら市、石岡市、八千代町などを中心に各地で生産されています。7月上旬からのハウス梨（幸水）を皮切りに、豊水、あきづき、県オリジナル品種の恵水、新高、にっこりなど、品種を変えながらおいしい梨を10月末頃まで楽しむことができます。

【梨生産者の中﨑美恵子さんをご紹介】
訪れたのは、水戸市鯉淵町にある中﨑さんの畑。畑の広さは、全部でおよそ２ヘクタール。梨以外にも、栗や梅、柿やぎんなんなどを栽培しています。畑では、梨の中でも「幸水」や「豊水」という品種を栽培。「幸水」は、甘く、みずみずしいのが特徴。その甘味とシャリっとした食感には絶大な人気があります。収穫時期は、8月中旬からです。また、「豊水」は、甘味に加えて若干の酸味があるのが特徴。果肉はやや柔らかめで、幸水よりも若干大きめのサイズです。
収穫時期は、9月中旬です。
中﨑家は代々続く農家で、ご家族で農業を営んでいます。中﨑家の梨づくりは、今年で50年目になります。

【梨作りは、こまめな手入れが大切！】
作業は、枝に芽が出始める3月下旬から始まります。4月に花が咲くと、受粉の作業を行い、5月には実が出来ます。その後、いいものだけを残す摘果作業を2回に分けて行い、6月・7月上旬には、来年の枝作り。収穫を行った後も、葉を落とす10月下旬まで毎週のように消毒作業があり、忙しく1年が過ぎてい行きます。梨作りの一番の苦労は、休眠期に行う枝の剪定作業。どの枝が花を咲かせるかを見極め、枝を剪定していくそうです。これは、言葉に出来るものではなく、長年の勘がものをいうとのこと。ちなみに、今年は梅雨が長く、日照不足で水分を失い、梨が割れてしまったとのこと。暑い夏の時期は、夕方に水をかけることも毎日かかさず行います。とにかく梨作りは、こまめな消毒作業を含め、手入れが大切だとのお話でした。

【新鮮な梨の見分け方・選び方】
新鮮な梨を見分けるためには、形がいいものや色づきのいいものを選ぶのがポイントだそうです。また梨は、サイズの大きいものの方が果肉の触感もいいとのこと。梨を選ぶ際は、ぜひ参考にしてみてください。

【おすすめレシピ：梨の赤ワインコンポート】
もちろんそのままが一番ですが、簡単にできる「梨のコンポート」がおススメとのこと。
今回は、赤ワインと砂糖で作る梨の赤ワインコンポートのレシピをご紹介します。

梨の赤ワインコンポート
材料
梨　2個
赤ワイン　約2００ｍｌ
砂糖（はちみつ、アガベシロップなど）スプーン大１
レモン汁　小さじ1

作り方
①洋梨の皮をむき、8等分にする。
②深鍋に赤ワインと砂糖を加えて、沸騰したら梨を入れます。弱火で約15分ゆっくりと煮込みます。赤ワインがシロップ状にドロッとなるまで煮込みます。
③粗熱が取れたら、レモン汁をかけて完成です。

皆さんも、今が旬の茨城のなし！是非、ご賞味ください。

【お問い合わせ先】
内原のめぐみ（JA水戸　内原地区農産物直売部所）
所在地　〒319-0315 茨城県水戸市内原1丁目210番地　内原支店敷地内
電話番号029-259-3666
営業時間　9:00～18:00
定休日　無休（年末年始・お盆を除く）
アクセス　常磐道自動車道の水戸ICから西に進み、杉崎南交差点を左折してすぐ
駐車場50台

引用：ポータルサイト茨城を食べよう

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「情景が目に浮かぶレポートからニュース読み、イベントMCなど、愛をこめてアナウンスします。」