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山形のソウルフード どんどん焼!
目次
2019.09.13
長野県出身、フリーアナウンサーの塩原桜(しおばら・よしの)です。
学生時代は東京で過ごし、前任地は山形、現在働く埼玉や夫の地元である神奈川など様々な土地に縁があります。
各地の良いところ、おもしろい場所、おいしい物など、どんどん紹介していきます!
今回ご紹介するのは山形県のソウルフードです♪
■地元めしフェス
ことし3月に東京・日比谷で開催されていた「地元めしフェス」。
地元に根ざしたグルメを首都圏の人に知ってもらうためのイベント、ということでこれは私の好きなあれもあるのでは……と思い、いざ、出陣!
山形ブースがありました!
そう、今回ご紹介するのは山形のソウルフード、「どんどん焼き」です☆
■どんどん焼きっていったい何?
大正時代に、東京ではもんじゃ焼きを駄菓子屋とは別に屋台で売り歩くようにもなりました。しかしもんじゃ焼きのゆるい粉は、持ち帰り用としては適さず、「固さ」が必要になりました。その固くしたもんじゃ焼きが今の、「どんどん焼き」の始まりです。
屋台では客寄せのため、太鼓をドンドンと叩きながら売り歩いていたので、どんどん焼きと呼ばれるようになったと言われています。
■山形のどんどん焼き
小麦粉を原料とした薄い生地お好み焼きのようなどんどん焼きですが、地域によって形状が違うようです。山形県のどんどん焼きはご覧の通り箸にくるくると巻かれたものを指します。
この山形のどんどん焼きの歴史は戦前から始まります。
昭和13年頃、大場亀吉がリヤカーで販売したものがはじまりだと言われていて、元々は熱くて持てない子ども達のために考案されたそうです。
大場亀吉は1本の削った木の棒に巻き付けていたそうですが、同業者たちがまねしようとしたところ初心者には難しく、次第に現在の割り箸に巻き付ける形に落ち着いたそうです。
■どんどん焼きの味付け
どんどん焼きの定番の具材は、小麦粉に天かす、ネギ、紅生姜、青海苔を加え、輪切りの魚肉ソーセージと四角い海苔をトッピングします。そしてエビの粉と青のりで彩りを加え、巻いた上からソースをたっぷり塗る。これが現在のスタンダードです。
ちなみに当初は醤油が一般的でしたが徐々にソースが普及するようになり、現在の主流であるソースへと変わっていったといわれています。
最近では中にお餅が入っていたり、チーズやカレー粉、ピザ味など様々なアレンジのものも販売され、中にはスイーツのようなどんどん焼きも。
おやつとして食べることが多いものの、生地が元々で案外腹持ちも良く県民にとっては親しみ深いソウルフード。
おまつりの屋台はもちろん、県内には店舗もたくさんありますので、山形を訪れた際は、観光ついでにぜひ食べ歩いてみてくださいね^^♪
↓塩原アナウンサーのプロフィールはこちら!
現役局アナウンサー。埼玉県のニュースキャスターを務めながら自ら各地に取材にも赴き、特番やCM、情報番組内のナレーション、リアルイベントのMCなどを経験。また、インターネットサービスやITに興味津々。SNSは呼吸。視聴者と配信元をリアルタイムでつなぐ橋渡し役として双方向のweb生放送の進行も数多く経験。また、食べることが大好きで、特に白ごはんとかき氷、ラーメンをこよなく愛しています。