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栃木県南部のご当地食!ポテトフライじゃない『○○フライ』!
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2017.10.08
とちぎ未来大使、栃木市ふるさと大使の菊池優です。栃木県には美味しい食べ物がたくさんありますが、今回ご紹介したいのは『いもフライ』!ポテトフライやフライドポテトと言ったら、ジャガイモを細く切って揚げたものを想像するでしょう。では『いもフライ』と言ったらどんなものを想像しますか?
■『いもフライ』はソウルフード
『いもフライ』は私の出身地である栃木県の南部にある栃木市や、特に佐野市周辺では日常的に食べられるもので、食卓のおかずの位置づけです。
では、どんなものなのでしょうか?作り方はいたってシンプル。
①蒸かしたジャガイモを一口サイズに切る
②小麦粉を水で溶いたものにくぐらせる
③パン粉を付けて揚げるだけ。
そのまま揚げたり、串に刺して揚げたりは家庭ごとに違うでしょう。我が家では串に刺さずに揚げていました。これにソースをつけて食べるのです。ソースはドロッとした中濃ソースがベストです。揚げたてはイモがホクホクしていて衣に絡むソースが美味しいのなんのって。一度イモは蒸かしてあるので、柔らかい食感と衣のサクサク感がたまりません。炭水化物をおかずにごはんを食べますが、そんなことは気になりません!
■おかずにもおやつにも!
『いもフライ』がスーパーの総菜売り場に並ぶのも当たり前で、何だったらいもフライ専門店もあるのです。一串が50~100円で売っていることが多いです。お店ごとにソースの味が違っていて、それぞれお気に入りの店があるかと思います。
お手頃な値段なので、学校帰りの子供たちのおやつにもピッタリ。お腹にたまりますから満足感もあります。
■ご当地グルメだったなんて……
私は大学進学で東京に出るまで『いもフライ』は全国共通の食べ物だと思っていました。『いもフライ』の話を友人にしたときに知らないと言われてしまったのです。こんな美味しいものを食べたことがないなんてもったいない!と本気で思いました。
最近では、2013年にゆるキャラグランプリで日本一になった佐野市のさのまるくんがこのいもフライを剣に見立てて腰にさしているので、全国的な知名度も上がってきた気がします。また、佐野市出身で現在は広島東洋カープの一軍打撃コーチをしている石井琢朗さんプロデュースでMAZDAZoom-Zoomスタジアム広島で販売されているとのこと。広島でも食べられるところがあるなんて!こうやって知名度が上がって美味しさが広まっていくのは嬉しい限りです。
とてもシンプルだけど飽きのこないソウルフード『いもフライ』。栃木県南部を訪れた際にはぜひお試しあれ!もちろん家で作るのもオススメですよ。
元西日本放送・テレビ愛知アナウンサー。現在は東海地方を中心にテレビ・ラジオに出演中。出身地の栃木県の「とちぎ未来大使」「栃木市ふるさと大使」を務める。趣味は野球観戦!