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都内の観光名所で楽しめる山形県 大わらじが結ぶ地域の絆

長野県出身、フリーアナウンサーの塩原桜(しおばら・よしの)です。

学生時代は東京で過ごし、前任地は山形、現在働く埼玉や夫の実家である神奈川など様々な土地に縁があります。

各地の良いところ、おもしろい場所、おいしい物など、どんどん紹介していきます!

きょうは、地方に行かなくても感じられる地域の魅力をお伝えします!

 

■浅草寺に奉られる大わらじ

東京の観光地として有名な浅草・浅草寺。

平日でも国内外からの観光客で賑わうこの地に、山形を感じられる“あるもの”があるんです。

それがこちら!

大わらじです。

今回は東京と山形の縁を結ぶこの大わらじをご紹介します。

 

 

 

■浅草寺の大わらじとは?

大わらじは、浅草寺の雷門をくぐり、観光客で賑わう仲見世を抜けると、迎えてくれる朱塗りの楼門=“宝蔵門(仁王門)”に奉納されています。

近づいてみると、かなりの大きさ。

片方のサイズは長さ4.5メートル、幅1.5メートル、そして、重さはなんと500キログラムだそうです。

(157センチの私が真下に立つとこんな感じ)

浅草寺宝蔵門の仁王様の力を表した大わらじ。これを奉ることで「このような大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくといわれています。

この大わらじを10年に1度奉納しているのが山形県村山市の楯岡荒町地区の方なんです。

 

■大わらじと村山市楯岡地区

昭和16(1941年)年1月、浅草寺を信仰していた松岡俊三代議士の雪害問題の解決記念と日支事変の戦勝祈願を込めて奉納された大わらじ。

村山市楯岡地区の住民たちは、その後も仁王尊像が宝蔵門に安置されたことを記念しての奉納や、大わらじが古くなったことをきっかけに奉納を続け、1988年から現在まで10年に1度のペースで奉納を続けています。

地域ではわらじ作りに適した稲「合川1号」を地元で育て、材料としています。

奉納の正式な要請があってから半年以上をかけ、地域住民が一丸となって制作しています。

 

■10年に1度の大わらじ奉納

この大わらじ、去年2018年に新しくなったばかり!

第8回の奉納となった去年10月、浅草では奉納式が行われました。

2月に奉納の要請を受けてから半年以上をかけ制作されたこの大わらじ。

当日は、新しいわらじが伝法院を出発し、住民たちに担がれながら、オレンジ通り、雷門通り、仲見世へと進み、宝蔵門前にて奉納式を行った後、新しい大わらじが懸吊されました。

現在奉納されているのは掛け替えたばかりのこのわらじ。

10年間奉納され続けた大わらじの年季の入った姿は、こうして新旧のわらじを見比べるとよくわかりますよね。

ちなみに、古いわらじは村山市へと持ち帰り、展示した後にお焚き上げをして、その役目を終えるそうです。

 

 

■わらじが結んだ地域の縁

浅草寺のある台東区と山形県村山市は、昭和16年から始まった大わらじ奉納を機縁として、平成20年10月に友好都市となりました。

その後も浅草寺での観光物産展や少年野球交流など、地域が主体の交流を育み、去年で10周年を迎えました。今後もわらじが縁で結ばれた台東区と、村山市との絆は続いていきそうです。

関東にお住まいの方、また、地方から東京観光に訪れた際はぜひ浅草寺に立ち寄って大わらじの大きさ、そして地域の結びつきをその目で見て、感じてみてください!

 

 

 

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塩原桜 
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