2020.11.21
皆様こんにちは。
私は生まれも育ちも宮城県で30年以上住んでいます。
そんな私が東京のお店で宮城県では当たり前の言葉が通じなかったことをご紹介します。
雲丹
私は、海の幸が有名なところの出身ですので、雲丹が大好きです。
お寿司屋さんなどに行くと、カウンターに並んでいる馴染みのある光景は、箱に入っている雲丹ではないでしょうか。
しかし、私がずっと食べてきた雲丹はこちらです。
殻付きの雲丹です。こちらにお醤油を垂らし、スプーンですくっていただきます。
この雲丹のことを「ガゼうに」「ガゼ」と言います。
この呼び方はウニを意味する古語が「かせ」とのことで、そこから宮城県では「ガゼ」になったということです。
ほかの地域では、「かぜ」や「がせ」など違う呼び方で親しまれているようです。
雲丹料理いろいろ
ウニはジャンルを問わず様々な料理で使用され、身近な存在ではないでしょうか。
宮城県では殻付きのウニ「ガゼ」をフレンチなどでもオシャレに使用しています。
このように殻を飾りにした雲丹料理や
お醤油以外で頂いても合います。
宮城県ならでは
ある日、東京のお店で、「ガゼ」ありますか?と尋ねたところ、なんですか?と言われ、殻付きの雲丹ですとお話ししました。
殻付きは置いていないとのことで、そのとき初めて、これは地元ならではだと知りました。
通常の箱に詰めた雲丹は、搬送の身崩れ防止のためミョウバン液につけられます。
捕れたてで新鮮だからこそできる「ガゼ」の食べ方は、宮城県の魅力の1つです。
また、牛タンなどのメジャーな名物ではありませんが、観光客が好んで食べているのは嬉しいことです。
④ 専門店
もちろん宮城県に専門店があります。以前ロケでお邪魔しました。
「片倉うに屋」さんです。
ここでは、ガゼ以外にも宮城県の海の幸などを食べることができます。
是非宮城県の「ガゼ」を知っていただけたら嬉しいです。