2021.02.09
長野県出身、フリーアナウンサーの塩原桜(しおばら・よしの)です。
学生時代は東京で過ごし、前任地は山形、現在働く埼玉や夫の地元である神奈川など様々な土地に縁があります。
各地の良いところ、おもしろい場所、おいしい物など、どんどん紹介していきます!
今回は、接触を極力減らして新鮮でおいしい農産物の購入ができる「ドライブスルー八百屋」について2回に分けてお届けします。
緊急事態宣言下の農産物の現状
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。
未知のウイルスの感染拡大は、飲食店や旅行業はもちろん、多くの人の生活に影響を及ぼしています。
緊急事態宣言の発令や、飲食店の時短要請に伴い、これまで飲食店に卸していた多くの野菜が行き場を失いました。そのため、飲食店向けに作物を作っている農家では、大量の野菜が余剰となってしまいました。
また、その流通を行っている卸売業、製造業も売り上げが低下し、危機的状況です。
農家、製造業、卸売業、物流業は、協力金の対象とはならないため、非常に厳しい状況にあります。
この危機的状況を打破しようと、外食事業に農産物を卸す事業を持つ、株式会社フードサプライが昨年春から始めた取り組みに、同じく野菜の卸売りを行うデリカフーズ株式会社が賛同し、事業協業しました。
この取り組みこそが、農家さんを応援し、接触を極力無くした安心・安全な「ドライブスルー八百屋」のサービスです。
ドライブスルー八百屋とは
「ドライブスルー八百屋」とは、外食卸に特化した八百屋がこだわりの野菜を厳選してお手頃価格で提供するサービス。
去年4月に始まり、今回の緊急事態宣言の再発令に際して、埼玉県八潮市でも開催することを決めました。
2021年2月1日現在、全国8か所で開催しています。
会場に車で行くと、購入者は降りることなく、購入した商品を車のトランクに積み込んでもらえるため、人との接触は最小限。
全国の契約農家や自社農園から届いたキャベツなど、旬の新鮮野菜やお米がセットになった「もったいない野菜セット」(入荷状況により商品の変更あり)などお得な商品をほぼ卸値で販売しています。
「スーパーでの買い物は、人が多いため、接触が不安」
という声に応えた、今の時代に即した八百屋の形です。
店舗情報
現在、全国8会場で開催している「ドライブスルー八百屋」。
埼玉県八潮市でも、緊急事態宣言の延長により、開催期間を継続し、期間中は毎週土日に実施する予定です。
曜日や時間など詳しくは公式サイトの公式サイトの予約フォームで確認してください。