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【大阪】3種を味わう!お雑煮ざんまいのお正月

目次

あけましておめでとうございます。大阪生まれ大阪育ち、元NHK大阪放送局キャスターの石田鮎美です。
みなさんは、どんなお正月を過ごされましたか?お雑煮は食べましたか?私は大のお雑煮好き。三が日はずっとお雑煮を食べて過ごしています。元旦におせちとお雑煮を食べて、まったりと漫才特番を見て、お昼にまたお雑煮を食べて、お昼寝して、夜はおせちの残りとお酒をいただく、というのが私のお正月ルーティーン。
今年はなんと、3種類のお雑煮をいただくという贅沢なお正月を過ごしました!

大阪といえば『白みそ』のお雑煮

 まずは私の故郷、大阪のお雑煮からご紹介します。関西のお雑煮といえば、白みそ。実は私、お恥ずかしながら『関西=白みそ』というのを大人になるまで知らなかったんです。祖母が山口県出身なので、私の母は祖母から習った『すまし汁』のお雑煮を作ってくれていました。(山口県でも地域によって異なるかもしれません)
白みそのお雑煮を知ったのはNHK大阪で働き始めて初めての年末。全国放送で関西のお雑煮について紹介する中継を担当したときでした。余談ですが…そのとき中継をした大阪・枚方市にある『北村みそ本家』さんの代表の方は、なんと高校の先輩でした。
大阪の白みそのお雑煮白みそのお雑煮はほんのり甘く、トロッとしているのでおもちによく絡んで美味しいです。食べたことがない方は、ぜひ来年のお正月に試してみてください。
「でも白みそってお雑煮以外に使い道ないんじゃない?余っちゃう!」
と思ったそこのあなた!残った白みそは『白みそ豆乳鍋』にしても美味しいですよ〜!

石田家定番のお雑煮はシンプル

 こちらは私が子どもの頃から食べ続けている『おすまし』のお雑煮です。味付けは、出汁に薄口醤油と塩だけ。とってもシンプルで毎日食べても飽きません。この澄んだ出汁が美しいんです。具材は、かまぼこ、かしわ(鶏モモ肉)、ほうれん草、白菜、にんじん、おもち、など何でもOKだそうです。その年の母のやる気とご機嫌によって左右されるとかしないとか!?(お母さん、毎年年末ギリギリまでお仕事があるのに、豪華なおせちとお雑煮を作ってくれてありがとう。そして帰省しても何も手伝わずゴロゴロしていてごめんなさい。)

『芋がら』とは!?茨城のお雑煮

夫が茨城県出身なので、結婚してからは茨城県のお雑煮も頂いております。特徴は『芋がら』が入っていること。芋がらって、私はこのお雑煮で初めて知った食材なのですが、里芋の茎を干して乾燥させたものだそうです。茎といっても、食べるとふんわり柔らかいんです。芋がらは水分を含みやすいので、みそ汁や煮物など汁気の多い料理と相性バッチリです。
ちなみに夫や義両親は、お雑煮に七味と青のりをかけて食べていました。

女子アナ47方言研究室でお雑煮ライブ

 お雑煮って面白い!こんなにも地域差が出るものってなかなか無い!もっと色んな地域のお雑煮を知りたい!ということで、『お雑煮instaライブ』を開催しました。女子アナ47の方言研究室メンバー11人が参加して、2日間にわたってお届けしました。
お雑煮は、地域によって出汁も餅の形も具材も全然違う・・・なんと奥の深い食べ物なのでしょう。全国各地のお雑煮が味わえるお店はないのかなと思ってしまいました。あったら、私、通い詰めちゃうかも!
全国各地のお雑煮については方言研究室のnoteにまとめているので、こちらもぜひご覧ください。
https://note.com/hougen_jana4747/n/n041d05211f3a
皆さん、今年もどうぞよろしくお願いします!2022年もアナウンサーのお仕事と母業、どちらもがんばります!

アナウンサー紹介

大阪出身。地元であるNHK大阪放送局などNHKで8年間報道番組に出演。全国放送での「ニュースキャスター」や「中継リポーター」を数多く経験し、度胸と臨機応変さを身につけました。現在は東京在住。フリーアナウンサーとしてイベントMCやナレーション、企業VPなど幅広く活動中。一児の母でもあり、子育てを通じて「絵本」の魅力を改めて感じ、YouTubeで「アナウンサーが読む絵本」を配信中。撮影、編集にも挑戦。また、防災士の資格をいかして、防災に関する動画も制作。