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【山口県】“くさうま”がやみつきに!ご当地グルメ『宇部ラーメン』とは

目次

こんにちは。山口県出身・在住のフリーアナウンサー、池田モトです。
皆さん、ラーメンは好きですか?私は体重さえ増えなければ毎日でも食べたいほど大好きです。
今では日本各地に様々なご当地ラーメンが存在しますが、山口県の『宇部ラーメン』をご存じでしょうか?知るときっと食べたくなる宇部ラーメンの魅力をお届けします。

“くさうま”な宇部ラーメン3か条!

 山口県の西部に位置し、街中至る所で彫刻に出会える緑と花と彫刻のまち・宇部市。そんな宇部市を中心に親しまれているご当地ラーメンが『宇部ラーメン』です。実は昨年、宇部ラーメンは全国的に大きな話題となりました。昨年11月宇部市で行われた将棋の竜王戦で、あの藤井聡太さんが宇部ラーメンを召し上がり、お土産としても贈呈されたことで、全国メディアに多数取り上げられたのです。そんな宇部ラーメンの特徴は3つ。
1.茶濁濃豚骨である
2.強い豚骨臭がする
3.やわ麺を使っている
宇部ラーメンの特徴独特の匂いと旨さは『くさうま』と表現され、今では宇部市を代表する名物料理の一つとなっています。

宇部ラーメンのルーツ店&人気店

 宇部ラーメンの始まりは、現在宇部市の商店街にある『大阪屋』。当初、市内の別の場所で『大阪屋』の屋号で食堂を営んでいました。店は繁盛していたものの、初代店主は未来に不安を抱きます。そこで、当時炭鉱やゴム産業で賑わっていた福岡県久留米市へ、ラーメン作りの修業に向かいました。その後、修行を終えた初代店主がその味を宇部市に持ち帰ったことで、山口県内で唯一の『久留米系豚骨ラーメン』の文化が宇部市で生まれました。
70年の歳月を経て独自の進化を遂げた宇部ラーメン。現在、約20店舗が宇部ラーメンを提供しています。中でも宇部ラーメンと言えばここ!
中華そば 一久断トツの知名度を誇る『中華そば 一久』で宇部ラーメンを頂いてきました。

人気店『中華そば 一久』で食べてみた

 1970年創業、山口県内で8店舗を展開する『中華そば 一久』。市民からの人気はもちろん、宇部市出身の庵野秀明監督が手掛ける『エヴァンゲリオン』シリーズの作品中に一久のラーメンがカップ麺として登場したことで、エヴァンゲリオンファンからも注目を集めています(主に新川店)。
今回は岬店に伺いましたが、オープン時間を10分すぎて到着すると、すでに満席。並んでいる間にも独特の豚骨臭が店の外にまで漂っており、空腹を刺激します。これもまた宇部ラーメンらしさの1つです。
宇部ラーメンへの気持ちが高まったところで、いざ店内へ!メニューが充実している一久ですが、王道の宇部ラーメンを楽しむべく、定番の『ラーメン』を注文しました。
中華そば一久の宇部ラーメン砕いた豚骨を煮込んで作るスープは、濃い目の味付けで旨味がたっぷり。麺にもよく絡みます。濃厚でありながら重すぎないので、最後の一滴まで飲み干しました。匂いも含めややクセがあるので好みが分かれますが、やみつきになる味ですよ。
実は一久のラーメンは、店舗や時間帯によって味・濃さが微妙に違います。各店で豚骨スープを作っていることやスープがだんだん煮詰まっていくことで生まれるこの違い。食べ比べてみるのも面白いですね。

宇部市でもご自宅でも『宇部ラーメン』をお試しあれ

 宇部ラーメン、食べたくなってきましたか?宇部に来られた方はもちろん食べていただきたいですし、ご紹介した『中華そば 一久』には、お取り寄せできるお土産ラーメンもあります。
中華そば一久のお土産ラーメン将棋の藤井聡太さん効果で品薄になるほど、今大人気の商品。全国発送しているので、遠方の皆さんにもおすすめです。ぜひ、宇部ラーメンを食べてみてくださいね!
『中華そば 一久』公式サイト http://www.ikkyuu.com/
(参考)くさうま宣隊宇部ラーメンジャーによる宇部ラーメン公式サイト http://kusauma.com/index.html

アナウンサー紹介

山口県宇部市出身。元NHK秋田・山口キャスター・リポーター。NHK秋田ではスポーツキャスターとして高校スポーツ、BリーグやJリーグ、オリンピック関連取材のほか、スポーツ雪よせなど幅広いスポーツに関する話題を取材。NHK山口ではスポーツのほか、旅ロケ、中継リポーター、生活情報、ラジオニュースなど様々な分野を担当した。出産を機に退局。現在は山口県在住で、1歳息子の育児に奮闘しつつ、フリーアナウンサーとして活動を始めたばかり。動物園・水族館が大好きで、北は秋田、南は沖縄までさまざまな動物園・水族館に足を運ぶ。最近、地元の動物園の年パスを購入。推しはリスザル。