日本中のチョコレートが集結！ 〜サロン・デュ・ショコラ2024〜【東京都】

　ごきげんよう、スイーツアナウンサー兼ショコラアドバイザーの木村彩乃です。今年も、～パリ発、チョコレートの祭典～ サロン・デュ・ショコラ2024が盛り上がっています！14日までと残り僅かですが、今年もご紹介致します。

　第22回のテーマは「Touch！心がふれあう。世界が変わる。」です。初の3部構成というロングラン開催で、人と人のつながりから生まれるショコラの美しさと豊かさ、心が高鳴るリアルな感動やライブな醍醐味など、熟成したサロン・デュ・ショコラにTouch！してくださいという想いがこめられているそうです。
　2月14日まで開催のPart3(3部)は「THE NEXT～ショコラの多様性～」が掲げられています。出店される約60ブランド全てお話したい位どこも魅力的ですが、47発信プロジェクトらしく技も個性も光る日本のシェフや国産食材に着目してpickupしますね。

　店舗を持たない「セイスト」というショコラトリー。シェフの瀧島誠士さんは、なんと、洋菓子の世界大会で総合優勝をされた腕前です。今年のサロショでは、島根県奥出雲の希少な薔薇「さ姫」の香りを纏わせたキャラメルチョコレートバーや、高知県土佐の「ベルガモット」を使用したボンボンショコラを出しています。余すことなくベルガモットを使った1粒は、香りの抽出と甘さのバランスを調整した逸品です。

　また、ホワイトデーには伊勢丹で新作サブレを出すそうで、瀧島シェフの焼き菓子が大好物の筆者は、今からワクワクしています。

　続いては、ビーントゥバーを手掛ける「プレスキル ショコラトリー」のショコラティエ・小抜知博さんです。根強いファンの多い「ボンボンショコラ　ラフィーユ」というBOXでは、しっかりとタンニンが感じられる「ラフィーユ樽 甲斐ノワール」（赤ワイン）、3~40年熟成した古酒の「ラフィーユ・トレゾワ・リザーブド甲州」（白ワイン）の2種とチョコレートの調和を楽しめます。日本ワイン好きにはたまらないですね。香りのマリアージュを追求する小抜シェフにお話を伺うと、
「しっかりブドウの味を楽しめるショコラです。お酒好きな方は是非！」
とのことでした。もちろん定番のみならず新作も登場していますよ！

　サロショ初出展ということで気になっていた「リフェンリ」。店名はLife(生活)＋Enrichment(豊か)の造語からきていて、ショコラを得意とするパティスリーです。とっても珍しい組み合わせの山口県の獺祭の酒粕パウダーとマカダミアを合わせたプラリネがありました。時間・温度を徹底する清水佑紀シェフによると、
「特に火入れにこだわりました。マカダミアの香り、その後広がる余韻に、相性の良い酒粕の香気を残せるように丁寧に作りました」
と教えて下さいました。静岡県のほうじ茶と炒ったそばの実を使ったミルクチョコレートも、大人な味わいで必見です！この2種はサロショ限定とのことです。ここのブラウニーも美味でした！

【～パリ発、チョコレートの祭典～ サロン・デュ・ショコラ 2024】
会場：伊勢丹新宿店 本館6階 催物場

会期：パート3　2024年2月14日(水)まで
出展ブランドは異なりますが、丸井今井札幌本店・仙台三越・ジェイアール京都伊勢丹・広島三越・岩田屋本店でも開催されます。
https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f3/salon_du_chocolat_f
2024年のバレンタインシーズンも、多くの皆さんと笑顔でチョコレートを通して交流できますように！