みなさんこんにちは! 福井県出身・在住 福井テレビリポーターの
土井 梨津子(どい りつこ)です。
この前車を降りて歩いていたらどこからともなくふわりと、金木犀の香りがしました。年々残暑が厳しく、秋という季節が短くなっているように感じますが、少し意識をして見てみると色んな所に秋を感じることができますね。
さて!秋と言えば、やっぱり「食欲の秋!?」
新米、まつたけ、サンマ、柿、、、、色んな美味しい食材が食卓を彩りますね。
食は人の心を豊かにします。その季節を感じる食材をとり体と心を満たしましょう。
私は小学生から書道を習っています。大人になり少し期間が空いてしまったのですが、また習いたいと思っていた6年前、素敵な先生に出会いました。
「西山 佳邨」にしやま かそん先生です。
佳邨先生は福井県出身、現在は京都に住んでいます。書で生きると覚悟したとてもすてきな書家です。NHKスペシャル番組のタイトル「人体」を手掛けたり、多数書を書いています。
そんな西山佳邨先生が なんと東京の銀座で個展を開きました。
銀座:兜画廊
画廊に「今」を表現した書がずらりと並びます。
西山佳邨先生(左)と土井梨津子(右)
「両忘」りょうぼう
此処。ただ、今、ただ、此処だけを ただ、見る
何が良くて何が悪いと自分の脳みそが、自分の価値観で勝手にジャッジするマイ定規を出す前に。
ピントを合わせず、ただ今、此処をぼうっと見てみる。
そうすると、ただそこになるものが ただそこにあるだけだとわかる。 そこにはただの本当しかない。西山佳邨
「上下」
よーく見てみてください。わかりますか?この書は上下さかさまに飾られています。
上も下もない。どっちでもいいんだ という思いで書かれたそうです。
芸術に触れることで 感性が磨かれます。
西山佳邨 個展「此処」(現在は終了しています)銀座:兜画廊
こちらは私の書です。「共通言語」
2時間しっかり集中して筆を走らせました。うまく書こうとせずにしっかりイメージして書きます。
共通言語: 言葉を使ってコミュニケーションをとれるのは人間だけ。
同じを話し言葉を話していても 相手の気持ちをきちんとくみ取り受け止めなければ外国語を話しているのと同じ 話し方でその人がわかってしまう。
(私の習う書道教室での解釈です)
みなさんはどう感じますか?
言葉を仕事とする私たちアナウンサーは「言葉の伝わり方」や「音」、「温度」をよく知っています。
私は、厳しさの中にもきちんと愛があり、人の心を温められる人でありたいと思います。
食欲の秋もいいけど、芸術に触れる秋
たくさんの芸術に触れ、感性を磨きましょう
みなさんのおすすめの秋ありますか?
さーて!焼き芋が焼けたみたい。いただきまーす。