2020.06.08
こんにちは!
地元・愛媛県と宮城県でキャスター、リポーターを務めておりました野村沙綾です。
愛媛県出身の私が、夫の転勤のため宮城県に引っ越したのは7年前。
宮城テレビリポーターを務めながら、5年間の宮城生活を送りました。
私にとって初めての東北生活!
住んでみて驚いた、面白いと思った宮城県の文化についてご紹介します^^
徹底した米へのこだわり!米どころとしてのプライド
宮城に越して少し経った頃、宮城テレビで同じ番組に関わるメンバーと飲み会をしていたときのことです。
「野村ちゃんの家は、米は何食べてる?」
宮城県出身の方に聞かれました。
「えっ、なんだったかな…あんまりこだわりがなくて、ちょっとよく覚えてないんですけど……」
そう答えると、
「ありえない!!自分ちで食べてるお米がわからないなんてありえない!!!」
……そこから自分の好きなお米の銘柄は何か、実家は何派だったか、という談義に大いに花が咲き、宮城の人はお米に情熱があるんだなあ…と
驚いたのを覚えています。
あとでわかったことですがそれもそのはず、宮城はお米の名産地なのです。
全国的に有名な「ひとめぼれ」「ササニシキ」は宮城県で生まれたお米。
香りや旨味などのトータルバランスに優れるひとめぼれと、さっぱりした味わいのササニシキは、どちらも県民の自慢です。
さらに最近では、かの伊達政宗公の名前を思わせる「だて正夢」という県イチオシの新米も登場!
宮城県民が伊達政宗公をイメージして名前をつけるとは相当な本気です。
食感がもちもちしていて甘みがあり、冷めても香りと甘みの残るお米で、宮城県内でも手に入りにくいほどの人気です。
私も宮城生活のおかげで随分意識してお米を食べるようになり、
今では銘柄にこだわって購入しています!
その銘柄は!!
すみません……宮城のお隣・山形県産の「つや姫」です…(笑)
つや姫は宮城でも生産されているのですが、都内のうちの近所で手に入るものは山形県産しかなく…同じ東北ということで許していただきたいです。
甘みがありとても美味しく、大変お気に入りです。
参考:JAグループ宮城http://m-hozenmai.jp/guide/hinsyu.html
宮城で待ち合わせ、どこにする?
宮城ビギナーだった私にとってもうひとつ難関だったのは、待ち合わせです。
待ち合わせ場所を決めていると「伊達前で!」「ラス前で!」と…
暗号かな?と思いますよね。
まず「伊達前」。
これは、仙台駅構内にある大きいステンドグラス前のことなのです。
西口改札を抜けると正面にあります。
実は以前はこの場所に伊達政宗像があり、
「伊達(政宗像)前」として県民おなじみの待ち合わせ場所だったのです。
この記事を書くにあたり宮城出身の友人に確認したところ、
彼女が高校生の頃は「政宗公と一緒に馬に乗って待ってるね〜」などのジョークが交わされていたそうです。(笑)
現在、銅像は移動してしまったのですが、その名残で「伊達前」「元伊達前」などの言い方が残っています。
県民にとって愛着のある待ち合わせ場所だったのですね。
また、「ラス前」。
こちらは「仙台フォーラス前」の略。
仙台フォーラスは若者に人気のファッションビルで、仙台市青葉区一番町に位置します。
周辺にはぶらんど〜む一番町商店街や東北一の歓楽街・国分町などがあります。
仙台駅⇄仙台フォーラス間はアーケードの商店街になっており、寄り道をせず普通に歩けば15分くらい。
(でも途中の色々なお店でのショッピングが楽しく、寄り道してしまい大抵15分ではたどり着けないです。)
十分歩ける距離なのですが少し離れているため、国分町や一番町周辺で遊ぶときには「ラス前待ち合わせ」、仙台駅周辺で遊ぶときには「伊達前待ち合わせ」などと使い分けています。
これらの待ち合わせ場所を使いこなせば、あなたも立派な仙台人!
ぜひ覚えておきましょう^^