【福井県】空に届け　みんなの想い　～〇〇を使って幻想的な秋空に～

先日のことです。
コロナ禍の終息を願い、明るい未来へ向かって、市民の皆さんの想いを、○○を使って、夜空に届けました。

みなさんは、あの、ディズニーの人気映画はご覧になったことはありますか？
主人公は、とても髪が長いお姫様。
塔の上にずっと閉じ込められています。
その映画の中で、あるアイテムが登場し、大人気となりました。

そう。
「ランタン」です。

ランタンと言えば、火をともし、その熱気で気球のように空に浮かべます。
とても幻想的ですよね。

火の取り扱いに注意が必要なので、今回は火を使わずにこれを使いました。

何かわかりますか？
「LED」です。（写真：電池により発光するLEDと風船）

LEDに電池をくっつけて発光させます。
そして、それを風船の中に入れて、膨らませます。
風船をランタンに見立てて、空に浮かばせるのです。
彩行場は、窓をあけると、風船が飛んで行ってしまうので窓も開けず、熱中症に気を付けながら一つ一つ風船を膨らませます。

そして仕上げは、市民の皆さんからいただいたこちらを風船に巻き付けて完成。

「みんなが幸せになりますように」「コロナが落ち着きますように」など皆さんの願いをたくさん預かりました。

空に放つ場所は、越前市、越前市今立、南条、池田町、村国山です。

1か所につき、200個浮かばせました。
場所は密を避けるために、非公開でしたが、ランタンの光に導かれるように、どこからともなく人が集まってきました。

この日は台風が近づいており、強風でした。日が落ちて当たりが暗くなるころ、みなさんからの「願い」が、秋空に浮かびました。

写真：ランタンを設置する土井

秋空に放たれた手作りランタンは、幻想的な灯りです。

写真：村国山でのランタン　街の明かりがきれいです。

写真：越前市でのランタン

心配していた雨も降らずに、夜空に浮かぶランタンをみなさん眺めていました。
本当に幻想的で、ため息がでるほどきれいでした。

台風により、20個ほど、空のかなたに飛ばされてしまったのは、ここだけの話です。
「癒された」「感動した」と多くの声いただき、とても嬉しかったです。

熱中症になりかけながらもみなさんの笑顔を見ることができてホッとしました。このような心温まるイベントをどんどん企画できたらいいなと思います。