トップ

よんなな プロジェクト

よんなな プロジェクト詳細

「え、それ食べちゃうの!?」私が驚いた名物食べ物~佐賀編~

目次

皆さんこんにちは!

東北と九州の放送局でアナウンサーをしてきました、田邉有沙です。

全国津々浦々、おいしい食べ物たくさんありますよね!

これまで過ごしたどの県でもおいしい食べ物に出会い続け、舌と顔を肥やしてきました。そんな中「え、それも食べちゃうの?」と
ちょっとびっくりした「佐賀の名物な食べ物」をご紹介します!

まず佐賀の名物といえば、質・量ともに日本一を何年と誇る「佐賀のり」を始め、
牡蛎やイカなど有明海と玄界灘に挟まれ充実した魚介類のほか、
リーズナブルでクオリティの高い佐賀牛に代表される肉類、
果物に野菜と素材の良さが光るラインナップの数々です。
それを踏まえた上で、出会いの衝撃度からついたランキングです。

 

第3位「フナ」

第3位「フナ」

釣りを楽しむ方にはおなじみですよね。
川や沼でも見かけるあのフナです。

「食べますよ~」という方もいらっしゃると思いますが、
鹿島市では毎年旧正月にあわせピチピチの生きたフナが並ぶ
伝統の「ふな市」が開催されます。

なんと300年以上も続く伝統行事で、
早朝5時くらいから活きのいいピチピチのフナを
キロ単位で買い求めるお客様方で混雑します。
メジャーな食べ方は、昆布で巻いて根菜と一昼夜煮る伝統料理「ふなんこぐい」です。

恐る恐る実食…臭みがあるのかな~と思っていましたが、無用な心配!
甘辛めにしっかり煮込んであるので味が染みて柔らかく、骨まで食べられました!

高級だったタイの代わりにフナを食べていたという説が残っています。
出店者も年々減っているそうですが、長く続いてほしい習慣です。

第2位「エミュー」

オーストラリア原産の大型の鳥で、ダチョウに似たビジュアルです。

なかなか愛らしくおとなしいのですが、
首を伸ばすと1メートル60センチの田邉と同じくらいになるので、
いきなり伸びるとちょっと怖いです。

福岡との県境にある基山(きやま)町では、町おこしの一環として
山間部の耕作放棄地にエミューを放牧し始めました。
生産、加工、販売を手掛ける「6次産業化」を狙ったものですが、
思わぬ効果としてイノシシ被害の減少も確認されているとのこと!

町内一部の飲食店では予約制で料理の提供がされていました。
エミューのタタキ、刺身、串揚げ。
高タンパク、低脂肪が売りとあり脂身が少なくあっさりしているのに
牛肉のような味わい。
あらヤダ、お酒がほしい…。
九州自動車道の上りパーキングではレトルトカレーのほか、
エミューグッズも売っていましたよ!

第1位「ムツゴロウ&ワラスボ」

どちらも圧倒的で甲乙つけられなかったため、同時ランクインです。
そもそも存在を知りませんでした。有明海の干潟に生息する彼らのことを。

ぜひ「佐賀県有明海漁業協同組合」をご覧ください。珍魚がたくさんおります。http://www.jf-sariake.or.jp/

お酒のあてになりそうな物は大抵好きなのですが、
ビジュアルが強かったためなかなか食べる勇気が出ず。
そんな時、都内で有名な餃子専門店「萬餃苑」とのコラボレーションで生まれた
イベント限定特別珍魚メニューということで初めていただいたのがこちら。

右:ムツゴロウ  奥:ワラスボ  手前:イソギンチャクの餃子です。

カリカリにあがったムツゴロウ。おお、香ばしい…。

「え?ムツゴロウ本来の味がわからない!ワラスボはどうした?」

…と思った皆様、ぜひ佐賀へ珍魚を食べにいってみましょう!!
なんと活き造りで出してくれる居酒屋も佐賀市にありますよ~!

 

 

 

アナウンサー紹介

山形→岩手→福岡→佐賀と、東北と九州の放送局でアナウンサー・リポーターを務める。自転車に乗れない運動音痴を披露しながらバラエティ系情報番組のMCを担当する一方、東日本大震災の被災地を積極的に取材し、特番のMC兼ディレクターを務めるなど幅広く担当。大好きなお祭りの企画リポートは全国のほか、アメリカNBCでも放送される。地元・青森の役所勤務を経て、2020年よりフリーアナウンサーへ。イベント司会やナレーターとして活動中。