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よんなな プロジェクト

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ずくだそう信州

目次

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①信州の方言“ずく”とは?
②ずくだす⇔ずくなし
③ずくだそう長野県

 

長野県、静岡県担当の大下佳菜です。

台風19号で被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。
日本各地で甚大な被害が出ています。新人時代から5年間過ごした長野県でも多くの方が被災されています。

お世話になった土地のためになにかできることはないかと探していると、SNSでみなさんが呟いていたり、#をつけたりしている言葉を見つけました。

それは・・・『ずくだせ、信州』『ずくだそう、長野県』。

 

■信州の方言“ずく”とは?

“ずく”とは、長野県で使われている方言の一つです。

「“ずく”だしてがんばりなさい!」

「いま“ずく”だせば、上手になるよ!」

新人時代、失敗ばかりで怒られ落ち込んでいた私に信州の方が何度もこの言葉をかけてくださいました。

「ずく」・・・根気、やる気、精、モチベーション

 

南北に広い長野県。
地域によってイントネーションや方言が違いますが、“ずく”はどこにいっても通じる言葉なんだそうです。

 

■ずくだす⇔ずくなし

ずくは“出す”ものだけではなく、“惜しむ”ものでもあるんです。こんな言葉もあります。

「ずくなし」・・・・「やる気のない人」「面倒くさがり」

 悪口じゃないか・・・と思ってしまいますが、人に向けて使うよりも自分への戒めで使うことが多いんだそうです。

まじめに根気強くじっくりと取り組んでいく信州の方たちだからこそなのかなと、納得したのを覚えています。

 

■ずくだそう長野県

「ずく」という言葉が、会話の端々に出てくる信州。

お世話になった方も台風19号の被害を受け、復旧作業に追われていると、お忙しい中連絡をくださいました。

そして文末には・・・・「ずくだしてがんばるね!」

 

お世話になった長野県。育ててくれた信州。
大切な思い出がたくさんあります。

一日も早く被災された地域のみなさんが穏やかに過ごせる日が戻ることを、ただただ祈るばかりです。

私にできることはなにか考えながら応援を続けていきます。

 

 

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アナウンサー紹介

NHK長野放送局、NHK静岡放送局でキャスターを9年務める。ニュース、中継、リポーター、ラジオパーソナリティなど幅広く経験。好きな仕事はロケハン(ロケーションハンティング)!各地を訪ね歩き魅力を探して伝えるコーナーを担当し、紹介した市町村は95。「恋をするように取材をする」がモットー。旅・グルメ・体験リポートが得意。出身はお茶畑が広がる静岡県。また中学生の時に台湾で過ごし台湾茶に触れたことからお茶の魅力に引き込まれる。趣味はミュージカル鑑賞。0歳児の育児に奮闘中!