福岡県太宰府の竈門神社って「鬼滅の刃」の聖地？

太宰府といえば、何を思い浮かべますか？やっぱり「学業の神様」として有名な太宰府天満宮でしょうか。菅原道真公を祀る神社で、九州だけでなく、全国各地から多くの観光客が訪れます。太宰府出身の私は、暇があればフラッと立ち寄ったり、子供を産んでからは、お宮参りなど事あるごとに訪れたりしています。

でももう１つ、オススメのスポットがあります。“宝満宮竈門（かまど）神社”です。

紅葉シーズンの竈門神社

宝満山の麓に鎮座しています。
玉依姫命（たまよりひめのみこと）が祀られていて、古くから「縁結びの神様」として広く親しまれてきました。
また、太宰府の東北、鬼門の位置にあることから「厄除の神様」としても知られています。
春には桜、初夏には新緑、秋には紅葉と、訪れる度に違った風景を見せてくれます。
桜や紅葉のシーズンには、夜にライトアップも行われています。

いつもとは違った年末年始になりましたよね。密を避け、竈門神社へ幸先詣してきました。境内へ続く石段

新しい年迎えスタイル。
初詣の混雑を避け、ゆったりと参拝して、新年の「幸」を「先」にいただくというものです。
その名の通り、混みあう前に、家族でしっかりとお参りすることができました。雪が舞っていて、極寒でしたが……。

御本殿

人気漫画の「鬼滅の刃」は、幅広い世代の支持を集めて、大ブームになっていますよね。
昨年映画にもなり、興行収入が国内で上映された映画の歴代１位になりました。その漫画の主人の竈門炭治郎（かまどたんじろう）と妹の禰豆子（ねずこ）の名字が同じということで、ファンたちの間で、竈門神社が「聖地」として注目されているんです。
ネット上では、神社が作品のルーツでは？とまで言われているということです。

絵馬掛所

絵馬を飾る絵馬掛所には、「鬼滅の刃」の登場人物のイラストが描かれた絵馬がずらりと並んでいました。
合格祈願や家内安全、コロナ撲滅などなど、様々なメッセージが添えられています。

「鬼滅の刃」のキャラクターが描かれた絵馬がたくさん。
「縁結びの神様」や「厄除の神様」として有名な竈門神社ですが、大和朝廷の地方統治機関だった大宰府政庁を守るために、鬼門に位置する場所に鬼門封じとして神様が祀られたことが始まりといわれています。
「鬼滅の刃」の “鬼退治”というテーマと重なることも、聖地と呼ばれるようになった理由のようです。

太宰府へお越しの際には、宝満竈門神社へぜひ足を運んでみてください。
そして、絵馬掛所、覗いてくださいね！！！