2021.03.11
こんにちは、フリーアナウンサーの田邉有沙です。
東日本大震災から10年となりますね。
出身は青森県ですが、子供のころ8年ほど岩手県大船渡市に住み、震災から1年後の2012年に岩手めんこいテレビに就職。
情報番組のMCのほか、報道記者を兼務し震災復興特番の制作を担当しました。
被災地の中でも特別な思いがある岩手県。
この節目に現地に行きたかったのですが、コロナ渦でかなわない今、モヤモヤしている気持ちを払拭してくれるイベントが都内で行われているのでご紹介します!
大いわて展開催中!
日本橋髙島屋本館8階で今月15日(月)まで開かれている第49回「大いわて展」。
昨年はコロナ渦で中止されたため2年ぶり、震災10年の節目で例年より会期を拡大しての開催です。
宮古市、大槌町、陸前高田市など沿岸被災地の海産物のほか、岩手を代表する肉や菓子、伝統工芸品など期間限定での出店も含め約50店が参加しています。
物産展は大好きでも、普段は財布のひもを固めにして見て回る派です。
しかし…「沿岸地域のものを買うぞ!」と意気込んで行ったものの、誘惑に負け、好きだったものも買い込んでしまいました。
大幅な予算オーバー…おいしいものがたくさんあるから仕方ないですね。
満足です!!
やっぱり格別!三陸の味
実は今回、お目当ての店がありました。
大船渡市から出店している寿司・割烹「若大将」さんです。
大船渡に住んでいた当時、家族で食事し、お客様をよく連れて行っていた父が折をおみやげに買ってきてくれていた田邉家思い出のお店なんです。
いくら、ウニ、あわびと辿った当時の好物ブーム…とても小学生がはまる食べ物のラインナップと言い難く、何かあれば寿司をねだり、高確率で若大将の握りを食べていました。
贅沢の極み…。
大船渡市は中心街が海の近くにあり、店は全壊。しばらくは実店舗を持たず、全国の物産展に参加していたそうですが、現在は屋号を変えて市内に新しいお店を構えているとのことでほっとしました。
右が新店舗、左が見覚えのある店構え…物産展にはあえて「若大将」として参加し、レシピも震災前のものを使用しているそうです。
やっぱり格別!三陸の味
種類があって迷いましたが「海鮮弁当」(2160円)を購入しました。
いくら、ウニ、あわびといった田邉をトリコにした面子のほか、ホタテに牡蠣と三陸の海の味覚が満載です!
当時はお寿司をいただいていたので弁当は初めて食べましたが、やっぱり美味しい!!
ウニやいくらに臭みはなく、程よい味つけがされているし、甘めに煮たカキやホタテ、何より蒸しアワビの柔らかさといったら!!
日持ちするなら買い置きしておきたいです。
欲を言えば、生の刺身や握りを出来立てで食べたい…そのおいしさを知っているからこそ心から思います。
今は無理せず、できることから少しずつでも支援を続けていきたいですね。
■大いわて展 日本橋髙島屋本館8階
会期:3月3日(水)~15日(月)まで
時間:10時30分~19時(最終日18時まで)
※オンラインストアでの販売も同時開催