2020.10.26
まいどおおきに!
大阪出身、元NHK大阪放送局の石田鮎美です。
みなさん、大阪発祥の「スパイスカレー」をご存知でしょうか。
最近は東京もスパイスカレーのお店がたくさんあるんですよ!
実は私は辛い食べ物があまり得意ではないのですが、スパイスカレーは大好き。
大阪ではいろんなお店を巡っていました。
今回は、私が愛してやまない、大阪発祥スパイスカレーの魅力をお伝えします!
スパイスカレーの定義って?
スパイス、と聞くと辛そうなイメージを持たれるかと思いますが、
「辛い=スパイスカレー」ではありません。
マイルドなものがあったり、お出汁がきいたものがあったり。
スパイスカレーの定義って実はかなり難しいんです。
お店によって、使うスパイスも具材もそれぞれ。
でも一般的に多いのは、
・欧風カレーのようにドロッとしたものではなくサラサラ(小麦粉を使っていないものが多い)
・様々なスパイスと、お出汁で作る
・野菜やアチャール(インドのお漬物)がトッピングされている
・ナンではなくライスで食べる
うーーーん。
とにかく、お店の人がスパイスカレーだと言えばスパイスカレーなんです。笑
私がカレー沼にハマったきっかけ
大阪にはスパイスカレーのお店が本当に多くて、毎日行列ができるお店も。
私が初めてスパイスカレーと出会ったのは、
寺田町にある「カレーちゃん家(ち)」。
その名の通り、カレーちゃんが営むお店です。
カレーちゃん家はレトロな銭湯の前にあります。
店主のカレーちゃんはとっても素敵な女性なのですが、そんなカレーちゃんが作るカレーがもうめちゃくちゃ美味しい!
私、取材に行くたびに食べてました。
放送までの期間、10皿近く食べたんじゃないかな。笑
放送後、夫を連れて食べに行くと、夫もドハマリ。
休みの日は2人で大阪のカレー屋さん巡りを楽しんでいました。
カレーちゃん家のカレーは素材の旨みを引き出して、数種類のスパイスとお塩のみで味付けしています。
シンプルで優しいカレーです。
カレーちゃんはインドに留学をしていたときに、
日本人がお味噌汁を飲む感覚でインド人がカレーを食べる姿を見て、
「お味噌汁のように毎日食べたいと思ってもらえるカレーを作りたい」と思ったそうです。
ほんと、毎日食べたい。
今これを書きながら猛烈に食べたくなってる。
東京でもブーム?!
大阪ではかなり幅を利かせているスパイスカレーですが、
今、その波は東京にも押し寄せています!
そう!!下北沢がカレーの聖地になっているんです。
その立役者と言っても過言ではない、
「旧ヤム邸シモキタ荘」。
旧ヤム邸は、カレー好きの関西人なら知らない人はいない名店なのです。
大阪には3店舗あるのですが、2017年7月に東京進出を果たしました!
私はNHK大阪放送局で働いていた頃は、局の近く、谷町六丁目に住んでいたのですが、家から徒歩5分のところに「旧ヤム邸 空掘店」があったんです。
はい。かなり通い詰めました。
ヤム邸のカレーは結構スパイスが効いていてクセがあるんです。
これがもう一回食べたらトリコになっちゃうんですよねぇ。
下北沢の店舗も、もう何十回も通っております。
スパイスカレーはお店によって見た目も味も何もかも違っていて、それが面白い。
「よそとは違う、オリジナルの味を出したい」という大阪人の気質が、スパイスカレーを流行らせたのでは?!
と思います。
個性出してなんぼですから。
私もスパイスカレーを見習って、ひとクセある、
一度出会ったら忘れられない女性になりたいものです。