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【宮崎県】ちょっと変わった列車をご紹介~高千穂あまてらす鉄道~

目次

皆さん、こんにちは。
元NHK長崎放送局、サガテレビアナウンサーの牛島奈津子です。
今は、宮崎のラジオ局から地域の旬の情報を発信しています。

今回は、宮崎より南国の便りをお届けします。
ちょっと変わった“ある列車”の話題です。

 

 

ちょっと変わった、人気の観光列車!

宮崎県高千穂町で、配線となった路線に走らせている人気の観光列車があるんです!
その名も、あまてらす鉄道「グランド・スーパーカート」。

先日、家族で乗ってきましたが、どの時間帯も満席でした。
最大の魅力は、山々や棚田などの大自然、そして、絶景が楽しめること。

 

 

大自然が楽しめる列車の旅

列車の旅は、車掌さんに切符を切ってもらうところからスタートです。
昔ながらの光景を初めて見る子供たちは、ビックリしたと同時に、ワクワク感が増したようでした。

9月から客車を2両編成に増やして運行を始めていて、通常だと60人が乗ることができますが、しばらくは新型コロナウイルスの感染防止対策で、定員を半数に制限しています。

列車の全長は、約22メートル。
高千穂駅から高千穂鉄橋までの往復約5.1キロを観光向けの保存鉄道として運行していて、およそ30分かけて走ります。

この「グランド・スーパーカート」、もともとは小型のエンジンカートで運行を始めましたが、人気の高まりを受けて、軽トラックカートになり、今の形になりました。
今まで、満席で、乗車できない観光客が出るシーズンもあったということです。

爽やかな風を受けながら進み、トンネルに差し掛かると……

こんな素敵な演出が!!
キラキラと輝くイルミネーションに、歓声が沸きました。乗客皆で盛り上がれるのも楽しみの1つですね。

高千穂線が2005年の台風の被害を受けて運航休止となり、2008年に全線が廃止されたわけですが、それまで高千穂鉄橋は、日本一の高さを誇る鉄道橋でした。

 

最大の見どころ

最大の見どころは、高千穂鉄橋からの眺めです。

橋の直前で列車を停車させ、運転手が風の様子を確認しました。
強風だと、橋を渡ることはできないとアナウンスがありましたが、この日は無風とのことで、無事に高千穂鉄橋へ進みました。

ここでも乗務員の粋なはからいがありました!!!

シャボン玉が大自然の中を飛んでいく……
乗客は、絶景に感動しながら、大喜び。
私も橋の上から見える景色を何枚も写真に収めました。

橋の上で5分ほど止まってくれるので、連結部分も見ることができました。
100メートル以上の高さから見下ろす恐怖心をおさえながら、雄大な景色を何とか撮影しました。
貴重な経験になりました。

 

 

高千穂鉄道駅では

高千穂鉄道駅では、乗務員の制服を着て写真を撮れるスペースがあったり、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが販売されていたり、小さなカフェがあったりするので、のんびりと自然を感じることができます。

これからは紅葉のシーズン、春には美しい桜も楽しめます。
ぜひ自然あふれる宮崎県に遊びにきてくださいね!

 

 

 

アナウンサー紹介

福岡県太宰府市出身。北は北海道から南は宮崎まで色々な土地で暮らしてきました。住めば都!地元の人以上に満喫し、楽しむことが得意です。現在は宮崎県在住で、宮崎サンシャインFMパーソナリティ。宮崎日日新聞社が発行する生活情報誌のサポーターとして、取材やリポートのお仕事もしています。3人の子育ても真っ只中。子供の目線も持ち合わせています。