朝霞市にある出雲大社埼玉分院で、去年、社殿や神紋のリニューアルとともに始めた、「オンライン授与」。
疫病の流行や経済の停滞など社会に不安が広がった時に人々の心のよりどころとなるはずの神社が多くの人々に開けない時期が続いた中で、渡邉忠道副長が発案しました。
コロナ禍で外出に抵抗がある人はもちろん、足腰の調子が悪く参拝に行くのが大変という人にもおすすめの新しい授与の様式です。
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よんなな プロジェクト
よんなな プロジェクト詳細
2021.03.02
長野県出身、フリーアナウンサーの塩原桜(しおばら・よしの)です。
埼玉、長野、山形など、縁のある各地の良いところ、おもしろい場所、おいしい物など、どんどん紹介していきます!
今回は、前編に続き、埼玉県朝霞市の神社の新たな取り組みをご紹介します♪
朝霞市にある出雲大社埼玉分院で、去年、社殿や神紋のリニューアルとともに始めた、「オンライン授与」。
疫病の流行や経済の停滞など社会に不安が広がった時に人々の心のよりどころとなるはずの神社が多くの人々に開けない時期が続いた中で、渡邉忠道副長が発案しました。
コロナ禍で外出に抵抗がある人はもちろん、足腰の調子が悪く参拝に行くのが大変という人にもおすすめの新しい授与の様式です。
出雲大社 埼玉分院のホームページにアクセスし、「オンライン授与」をクリックします。
するとこんな画面が。
民間のネットショッププラットフォームを使い、神社内でいただくものと同じ授与品を掲載しています。
ここで初穂料を納めることで、自宅にいながらおみくじを引いたり、お守りを受け取ったりできます。
昔ながらの文化や慣習を守る神社ではこれまで取り入れることが少なかったオンラインですが、渡邉副長は「どんな形であれ、神様に手を合わせるのは同じ」と話します。
本来は参拝してから受け取る授与品も心の中で参拝すれば神様にもきっと願いが届くはず。
コロナ禍の今だからこそ、注目されているということもありますが、体の不自由な人や、小さい子どもがいて気軽に出かけられない、という人にも優しい授与方法です。
さて、出雲大社と聞くと気になるのはそのご利益。
縁結びで有名な出雲大社。
男女のご利益だけか……じゃあ相手もいるし、関係ないかも。なんて思ったあなた。
安心してください。
渡邉副長によりますと、このときに指す『縁』は人と人、物事と自分との関係性のこと。
つまり、「職場の人間関係に悩んでいる」、「新しい友達が欲しい」また、「仕事の縁がありますように」といった願い事をしてもいいそうです。
安心して、今まで出会った皆さんとの縁が続きますように、そして、これからのお仕事に良いご縁がありますようにと願いを込めて縁結びのお守りとおみくじも授与してもらいました。
出雲といえば因幡の白兎。
そして埼玉といえば勾玉!
ということで埼玉分院らしい勾玉を抱えたウサギのおみくじで運勢を占いました。
(ウサギのおみくじはおしりから運勢が出てきて、とてもかわいいです。)
おみくじの中身は出雲の言葉。大吉で気分も上がりました♡
埼玉分院では、現代の多様な価値観に合わせつつ、人々の暮らしから生まれた昔ながらの信仰の場を守り、出雲大社の大きな縁を結んでいます。
新しい生活に合わせた、『新しい授与様式』。
新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が出され、まだまだ感染に警戒しなくてはいけない状況が続いています。
初詣にまだいけていない、出歩くのは不安、という方は、ぜひインターネットを使って、埼玉の神社に訪れてみてください。
出雲大社 埼玉分院ホームページ
https://izumotaisha-saitama.com/
現役局アナウンサー。埼玉県のニュースキャスターを務めながら自ら各地に取材にも赴き、特番やCM、情報番組内のナレーション、リアルイベントのMCなどを経験。また、インターネットサービスやITに興味津々。SNSは呼吸。視聴者と配信元をリアルタイムでつなぐ橋渡し役として双方向のweb生放送の進行も数多く経験。また、食べることが大好きで、特に白ごはんとかき氷、ラーメンをこよなく愛しています。