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天草で体験できる珍しい夏の風物詩「かかしの肝試し」【熊本県】

目次

 天草市出身、フリーアナウンサーの山城優子です。新学期がスタートしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は夏休みボケ気味なので、夏の思い出を振り返りながら、気合を入れているところです。この夏は天草に帰省し、海水浴、バーベキュー、ソーメン流し、花火と夏らしいことを満喫しました。
今回は、初めて体験した珍しい肝試しや絶品グルメをご紹介します。

天草の話題スポット「道の駅 宮地岳かかしの里」

 2021年3月21日、天草市の宮地岳町にオープンした「道の駅 宮地岳かかしの里」。廃校を利用した道の駅で、休憩、食事ができるほか、特産品やお土産の購入、かかしの常設展示をゆっくり鑑賞することができます。これまでは年に一度「かかしまつり」の時にしかお目にかかれなかったかかしたちに、一年中会えるようになりました。
 現在、宮地岳には町の人口を越える500体以上のかかしがいます。施設2階の常設展示は見ごたえたっぷり!本物そっくりのかかしたちの生活風景を見ることができます。祝言を挙げているところを見学したり、授業中の教室にお邪魔して一緒に授業を受けたりしました。

 また、かかしによるかかし作りの紹介もあり、どのようにかかしが作られているのかが分かります。
 施設の外には、盆踊り用の櫓が設置してあり、かかしたちが太鼓の演奏や盆踊りを楽しんでいました。昔の遊びコーナーもあり、大人にとっては懐かしい竹馬や、子どもも夢中になる竹とんぼなど親子で楽しめる遊び道具が揃っています。

期間限定!かかしの肝試し


 夏の風物詩でもある肝試し。ホラーは苦手なんですが、かかしに惹かれて体験することにしました。入り口で、いきなり仁王立ちの赤鬼に迎えられ、中に入ると、薄暗い部屋の中におよそ200体の妖怪かかしたちがいて、不気味な表情でこちらを見ていました。
 照明やBGMの演出で薄気味悪さが増し、小さな子どもは怖がり目をつぶってしまうほど。躍動感あふれるかかしたちの表情は、どれも丁寧に描かれていて、怖いけど愛着がわき、見入ってしまいました。お化け屋敷でじっくり眺めながら楽しんだのは初めてです。怖いものが苦手な人にもおすすめできるかかしの肝試しは、10月31日まで楽しめます。

天草牛深産さば節を使った唐揚げ入りの定食

 道の駅にあるレストランで、人気の「みやっだけ田舎定食」をいただきました。(「みやっだけ」は宮地岳みやじだけのこと)。

 天草産の食材がふんだんに使われたオリジナリティあふれるメニューです。宮地岳特産のそばを使ったそばだご汁(そば粉を使った団子の汁物)は、小麦粉を使った団子と比べて軽い食感で、素朴な味。だしのきいた汁がとても美味しい。大根大王めしは、地元特産の干し大根と、天草大王鶏を使った混ぜご飯。そして一番感動したのが、ハイヤ節唐揚げ。見た目は一般的な唐揚げですが、一口食べると、インパクトのある味に驚きました。天草牛深産のさば節が衣に入っていて、風味豊か。サクサクとした食感も最高!和風のおいしい唐揚げです。鶏肉とさば節の相性の良さにもびっくりしました。家でも作って食べたいという方のために、唐揚げの素も販売されていますよ。
 このほか、そば、ラーメン、平日(月・水・木・金)限定の学校給食メニューなどもあります。季節のフルーツを使ったそばパフェもおすすめです。
 「道の駅 宮地岳かかしの里」で、食べて、見て、遊んで、のんびり過ごしてみませんか。かかしたちがあなたを待っています。

「道の駅 宮地岳かかしの里」
営業時間 9:00~18:00(冬季17:00)
休館日 第1・第3水曜日(祝日の場合は翌日)、12月31日、1月1日
http://kakashinosato.jp/

アナウンサー紹介

元NHK鹿児島放送局キャスター。まち歩き、歴史好きが高じて鹿児島の観光ガイド「薩摩こんしぇるじゅ。」を務めたことも。特技のラッピングはコーディネーターの資格を持ち、どんなものでも高見えおしゃれに変身させちゃいます!得意の婚礼司会をはじめ、子どもプレゼン教室、コミュニケーション講座講師、イベントMCなど幅広く活動。誠を尽くして取り組みます!