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北陸新幹線県内全線開業に向け能登でフォーラム【石川県】

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 こんにちは!石川県在住のフリーアナウンサー・多賀祐子です。皆さん、北陸新幹線を利用したことはありますか?石川県内は今、北陸新幹線県内全線開業に向けて盛り上がりを見せています。金沢-敦賀(福井県)まで延伸することで、首都圏はもちろん、中京、関西方面からの石川県へのアクセスがこれまで以上によくなります。県内全線開業の機運を高め、開業効果を上げるためのイベントが9月に開催され、私も司会としてお手伝いさせていただきました。開業で期待される効果やイベントの模様をお伝えします。

2024年春 北陸新幹線が金沢-敦賀間で開業

 現在、東京-金沢間を運行している北陸新幹線は、2024年3月16日より、金沢-敦賀まで延伸します。県内には新たに小松駅と加賀温泉駅が誕生し、待ちに待った県内全線開業となります。金沢から西へ新幹線が延伸することで、金沢-敦賀間の移動時間が短くなり、その先の関西圏や中京圏への時間距離が短くなります。JR西日本の発表によりますと、現在と比べ金沢-大阪間は22分、金沢-名古屋間は16分短くなるとされています。

鉄道好きで知られる石原良純さん、村井美樹さんのトークショー

 金沢-敦賀間の開業に向けて機運を盛り上げようと、県は、県内各地でカウントダウンフォーラムを開催しています。3月は金沢、そして9月には能登地区でイベントが開かれました。会場の能登演劇堂は、ステージと自然が一体となっている国内唯一の劇場で、能登の里山の美しさを感じられる絶好の会場です。
 フォーラムの目玉は、タレントの石原良純さん、村井美樹さんのトークショー!鉄道好きで知られるお二人は、この日、JR七尾線の観光列車「花嫁のれん号」で金沢から能登入りされました。輪島塗や加賀友禅など伝統工芸をイメージした豪華絢爛な車両や、車窓から見る能登で一番高い山・宝達山、黄金色の稲穂が垂れる景色を堪能できたと話していました。
 番組ロケ等で何度も石川県を訪れているお二人は、能登の地酒の美味しさや奥能登国際芸術祭で見た現代アートにも触れながら
「東京にはまねできない面白さがいっぱいある。角度を変えて見ることで気づくことがあるので、どんどん発信するべき。」
と、能登の魅力発信の大切さを語ってくださいました。

提供:北陸新幹線県内全線開業フォーラム

開業効果を高める取り組み発表も

 フォーラムではトークショーのほか、ご当地アイドル・ほくりくアイドル部による開業応援ソングのステージや、開業に向けた石川県の取り組み、NEW羽咋千里浜ブランド創造プロジェクト実行委員会、奥能登の酒プロジェクト実行委員会による取り組み紹介がありました。ロビーには、金沢-敦賀間開業を待ち望む寄せ書きが書かれた横断幕も飾られていましたよ。

村井さんお勧めの鉄道郵便車を見学

 トークショーの中で村井さんが、会場の近くの能登中島駅には、全国で2つしか残っていない『鉄道郵便車 オユ10 2565』があるんですよ、とおっしゃっていたので、イベント終了後に立ち寄ってみました。車内には、郵便物を仕分けする区分作業室のほか、作業を紹介するパネルが展示されています。ポストもあって、実際に投函することも可能です。駅員にお願いすれば車内を見学することができますよ。

 今後も、県内全線開業に向けて盛り上がる石川県の模様をお届けできればと思います。皆さん、春の旅行はぜひ北陸新幹線に乗って石川県へお越しください!

アナウンサー紹介

9年間務めた金沢ケーブルでは、生放送の情報番組や通販番組のMCを担当。自社制作アニメ番組の主題歌を歌うなど歌手デビューも。石川県内すべての民放局とNHKの番組でリポーターを経験。企業動画やCMナレーションが得意でこれまで180作以上を担当。芸能プロダクションで発声滑舌レッスンの指導、親子のコミュニケーション力を高めるマザーズコーチングスクールのマザーズティーチャー、表現力を磨くファミリースピーチアカデミーの講師、お菓子教室の先生など講師業にも力を入れている。2児の母で小学校PTA会長。