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マンゴーに続け!特産の『ひなたフルーツ』で地元を元気に【宮崎県】

目次

皆さん、こんにちは。元NHK長崎放送局、サガテレビアナウンサーの牛島奈津子です。今は、宮崎のラジオ局から地域の旬の情報などを発信しています。宮崎県で今、旬を迎えている果物があります。宮崎を代表する『ひなたフルーツ』なるもの。地元の食べ物で、地域を盛り上げようという取り組みをご紹介します。

甘味が特徴!ひなたフルーツとは

 『ひなたフルーツ』という果物を聞いたことがあるでしょうか。宮崎を代表する果物のことで、完熟きんかん『たまたま』と『日向夏』が旬を迎えています。

一般的なきんかんといえば、甘酸っぱくて、ビタミンが豊富。皮まで丸かじりできて美味しい果物ですよね。苦みがあることも多く、甘露煮など、甘く味付けして食すといったイメージがあるかと思います。宮崎では、今シーズンの販売が1月半ばに解禁されました。選ばれた果実のみを温室で大切に育てた、宮崎のブランドきんかんがあるんです。それが『たまたま』。『たまたま』は、直径が28ミリ以上で、苦みがほとんどないんです。糖度が16度以上もあります。16度というと、果物のブドウや柿と同じくらいの糖度です。花が咲いてから収穫まで長い時間(210日以上)をかけて木の上でゆっくり完熟させるんです。そうすることによって、熟成された甘いきんかんになります。
そして、更に糖度が高いきんかんがあるんです。その名も『たまたまエクセレント』。完熟きんかんの最高峰とも言われています。厳しい基準で選び抜かれた、一握りの極上のきんかんです。『たまたまエクセレント』は、『たまたま』と比べて甘みが強く、マイルドな口当たりです。全体の3パーセントほどしか収穫できないと言われている、貴重なきんかんなんです。

宮崎の果物といえば?


 宮崎といえば、マンゴーが1番に思い浮かぶかもしれませんが、日向夏(ひゅうがなつ)の原産地も宮崎。生産量日本一を誇ります。約200年前に宮崎市で発見されたと言われており、長く愛されてきた果物です。名前に夏が付いていますが、収穫の時期は冬から春にかけてです。アルベトと呼ばれる白皮もそのまま食べられるため、果肉を一緒に食べることで、独特の風味が味わえます。酸味が少なく、サッパリとした味わいが特徴です。そのまま食べても美味しいですが、色んな食材と相性が良く、スイーツやジュースとしてだけでなく、食事にも使われます。

創作料理が登場!ひなたフルーツフェア開催

 宮崎では、ひなたフルーツで地元を応援しようと『みやざきひなたフルーツフェア』が開かれています。宮崎市を中心に、延岡市や日南市の飲食店56店舗で、完熟きんかん『たまたま』や『日向夏』を使った創作料理やスイーツ、カクテルなどなど、お店オリジナルのメニューが提供されています。
フルーツフェアで提供されるメニューですが、ジュースやお酒、パフェやクレープなどのデザートの他、鹿肉と日向夏のミルフィーユや、完熟きんかんのカルパッチョなどのお食事系、普段なかなか出合わない食材同士が合わさって、美味しいハーモニーが生まれています。

提供:みやざきブランド推進本部

特産品が当たる特典も


 私が先日購入したのは『果物屋cafeマルイ』のクレープ、3種類のセットです。人生で初めて食べたのは、きんかん『たまたま』のクレープ。そのまま『たまたま』を食べても甘くて美味しいですが、クレープ生地と甘い生クリームに包まれたきんかんは、少し柑橘系の甘酸っぱさも主張しつつ、美味しかったです。こどもたちも喜んで食べていました。
きんかんの旬は、11月から3月頃まで。シーズン中にもう一度買いに行こうと、こどもたちと話しているところです。各店オリジナルのメニューを食べると、宮崎牛やひなたフルーツが当たる抽選会に応募することができます。ぜひチャレンジしてみてください。

夜のまちを優しく照らすひなたフルーツ提灯

提供:みやざきブランド推進本部
 みやざきフルーツフェアは、3月13日まで開催されています。期間中、宮崎市の繁華街には、キンカンのオレンジと日向夏の黄色をイメージした「ひなたフルーツ提灯」が2400個設置されていて、優しい光が夜の街を照らしています。ひなたフルーツ提灯は、3月26日頃まで点灯するそうです。
宮崎の特産品を家庭や贈答用としてだけでなく、飲食店でも食べて、宮崎の観光や産業の発展にもつながっていくのではないでしょうか。なお、コロナの影響で、営業時間の短縮やお酒の提供を停止しているお店もありますので、事前に調べてお出かけください。

アナウンサー紹介

福岡県太宰府市出身。北は北海道から南は宮崎まで色々な土地で暮らしてきました。住めば都!地元の人以上に満喫し、楽しむことが得意です。現在は宮崎県在住で、宮崎サンシャインFMパーソナリティ。宮崎日日新聞社が発行する生活情報誌のサポーターとして、取材やリポートのお仕事もしています。3人の子育ても真っ只中。子供の目線も持ち合わせています。