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御本殿大規模改修中の太宰府天満宮【福岡県】

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 こんにちは。九州が大好きなフリーアナウンサーの牛島奈津子です。子どもたちの夏休みに合わせて地元の福岡県太宰府市に帰省してきました。帰省すると必ず訪れるのが太宰府天満宮。お参りはもちろんですが、5月から御本殿の大規模改修が始まったとのことで、「仮殿」を見てみたくて出かけてきました。あの味も堪能しました。 

124年ぶりの御本殿大改修


 福岡県太宰府市にある太宰府天満宮は、只今、国の重要文化財の「御本殿」を大規模改修中です。ニュースにもなっていたので多くの方がご存知かもしれませんが、今年(2023年)5月から約3年かけて改修するということです。これは実に124年ぶり。きっと生きているうちにこの姿が見られるのは今回が最初で最後のはず。私のような地元人だけでなく、海外から多くの観光客も訪れて賑わっていました。
 太宰府天満宮では1年を通して「25日祭」や「七夕祭」、「鷽かえ」、「鬼すべ」など様々な行事が行われていますが、25年ごとに式年大祭があり、2027年の式年大祭に向けて改修が行われるということです。

参拝者を迎える場所は


 御本殿の改修期間中はどこで参拝したら良いのでしょうか。御本殿の前に「仮殿」が建設されていました。仮殿というのは、御祭神の御神霊を仮安置するために設ける御社殿のことです。ここで神事や参拝が行われます。
 この仮殿の姿を見たとき、「えっ!!!」と正直、驚きました。屋根に木が植えられていて、緑が溢れていたのです。デザイン・設計を手掛けたのは、建築家の藤本壮介さんが代表取締役を務める藤本壮介建築設計事務所だということです。森が屋根の上に乗っているような、まるで森が浮かんでいるような、数年で見られなくなるのはもったいないと思ってしまうくらい素敵な風景でもありました。
 「仮殿」で参拝できるのは、御本殿が完成する2026年までの予定です。

夏らしい涼やかな場所もお目見え


 太宰府天満宮といえば、「学問の神様」として知られる菅原道真が祀られていて、梅の名所としても親しまれています。小学生の時、梅ちぎりしたのも思い出されました。
 ただ、梅の季節だけでなく、いつ訪れても四季折々の風景が出迎えてくれて、ほっと心を和ませてくれます。涼やかな風鈴の回廊や、水につけると運勢が浮き出る水みくじなども見られました。夏季限定の風景も良いですね。

ファンも多いはず!訪れたら食べてほしい味「梅ヶ枝餅」


 太宰府天満宮を訪れたらぜひ食べてもらいたいのが、名物となっている「梅ヶ枝餅」です。名前に「梅」と付いていますが、梅の味や香りがするわけではありません。焼餅の中にたっぷりのあんこが入っていて、皮に梅の花の焼き印が入っています。焼き立てはもちろんですが、お持ち帰りして時間が経っても美味しい!子どもたちも梅ヶ枝餅の大ファンです。
 ちょうど私たちがお店を訪れたとき、焼いている最中でした。ラッキー!!!焼き上がる様子を見ながら待つのも楽しい。
 普段は白い生地ですが、毎月17日には古代米入りの淡い紫色、25日にはヨモギ入りの緑色の梅ヶ枝餅に出会えます。月に1度しかない梅ヶ枝餅を狙って訪れてみるのも良いかもしれませんね。

アナウンサー紹介

福岡県太宰府市出身。北は北海道から南は宮崎まで色々な土地で暮らしてきました。住めば都!地元の人以上に満喫し、楽しむことが得意です。現在は宮崎県在住で、宮崎サンシャインFMパーソナリティ。宮崎日日新聞社が発行する生活情報誌のサポーターとして、取材やリポートのお仕事もしています。3人の子育ても真っ只中。子供の目線も持ち合わせています。