茨城から世界へ！誰もが幸せに働ける社会への一歩へ～働く女性を応援する番組～【茨城県】

　こんにちは！茨城県と東京都で2拠点生活を行うフリーアナウンサー・有働文子です。今回は、私が担当しているLuckyFM茨城放送のラジオ番組『ノーブルホーム presents Lady go！いばらき～明日へのステップ～』についてご紹介します。

　現在私がパーソナリティを務めている、LuckyFM茨城放送で2021年4月より放送中の『ノーブルホーム presents Lady go！いばらき～明日へのステップ～』（毎週月曜18:40～18:55放送）は、今年で4年目を迎えています。
　番組の企画原案を作成したのは、私が第2子を妊娠中の35歳でした。元々お世話になっていた茨城放送では、ターゲット層が女性になる番組が当時はなく、実際にお会いするリスナーの方も男性が多いなと感じていました。20代後半で結婚し、フリーランスになり、32歳で1人目の子供を産んで育てていた際も、家に居る時間や家で仕事をする時間も長く、ラジオに触れる機会も多いのに、そういった目線の番組が少ないなと不思議に感じていました。女性の20代から30代は、ライフスタイルの変化が多く、常にキャリアへの不安がつきまといます。
　そんな女性の不安や悩みに寄り添える番組を作りたいなと思い、知り合いの営業さんへ提案。すると、SGDsの流れもあり、「働く女性を応援する番組を作りたいと考えている企業が居るから、会ってみては？」とお話しをいただき、3ヶ月ほどで番組スタートが決定しました。

　番組の冠スポンサーを務めている株式会社ノーブルホームは、1994年10月に設立したハウスメーカーで、茨城・千葉・栃木など北関東を中心に注文住宅をメインに行っています。営業メインのハウスメーカーは男性社員が多いように感じますが、株式会社ノーブルホームは、企画や事務職を中心に勤務する半数が女性社員なんです。
　3年間一緒に番組作りをしていて感じるのは、社内の風通しの良さです。住宅メーカーという暮らしに密着した企業だからこそ、風通しのいい、より開かれた会社を目指しているということが、社員の皆さんと話していても実感するところです。過去2回にわたり、社員の皆さんも数名出演しているのですが、とても笑顔が素敵で生き生きとした話し方をする印象です。

　もちろん、番組のコンセプト上は女性ゲストが中心ですが、育休取得中の男性や、駐在妻ならぬ「駐在夫」を経験された男性も度々出演。また、ジェンダーが専門の大学教授から現役高校生に、茨城県唯一の女性僧侶まで、職業・役職や経歴など本当に様々で、茨城を飛び出し海外とリモート収録をするなど、現在までに50人以上が出演しています。
4月は、『突然の病気や事故に備える』と題して、都内の病院で働く救急救命医の白﨑加純（かすみ）さんをお迎えして、働き盛りの女性が気をつけておいた方がいいことをメインに3週にわたり、伺っています。
番組を通して様々なメッセージをいただくのですが、「配偶者が急な事故に遇い、すごくどうしていいか困った」という当事者の方からメッセージをいただき、ご本人への出演も考えたのですが、とても難しい状況のため、救急救命医の方からメッセージをいただくことで、より多くの方の啓発や再発防止になればとの想いを込めています。

　実は、LuckyFM茨城放送編成事業部の半数以上は女性。この番組のディレクターを務める江畑真理子さんも、生放送から収録番組まで複数を抱えながら、番組制作の主軸を担っています。そんな江畑さん自身も、30代のキャリアを考える中で、「働く女性」に特化した番組を作りたいと、強い思いを持っていました。

　これまで50人以上のゲストを迎えて強く感じるのは、‘男性も女性も誰もが幸せに働ける社会‘を、1人1人が考えることが大切で、そこには男女差は無いということ。でも実際に、ライフプランに伴うキャリアの変化は女性が感じることが多いのが現実で、働く女性の数を現実的に増やすのであれば、もっと日本の社会や制度が変わっていかないといけないと感じています。
　番組には、茨城県女性活躍県民協働課と協力して、埋もれてしまいがちな県の施策やお知らせも入れ込んでいます。桜が咲くように、女性の悩みに寄り添って、パッと照らせるような番組を目指しています。podcastもありますので、お耳に合いましたらぜひ聴いてください。

ノーブルホーム presents　Lady go！いばらき～明日へのステップ～
放送日時：毎週月曜18:40～18:55　
放送局：LuckyFM茨城放送
パーソナリティ：有働文子（うどう ふみこ）
提供：ノーブルホーム
協力：茨城県