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沿岸に春の訪れを告げる『めかぶ』 簡単!地元の方に訊くおいしい食べ方【岩手県】

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こんにちは! 岩手県で10年間アナウンサーをしていた藤原規衣です。新年度がスタートし、沿道の花々が色鮮やかに咲き誇る季節がやってきましたね。三陸沿岸部では、春の訪れを告げる『めかぶ』がおいしい時期を迎えています。
ということで、今回は三陸が誇る『めかぶ』についてお送りします。地元の方に伺ったご自宅で簡単に頂けるおいしいめかぶの食べ方や、食育アドバイザーの私・藤原おすすめの食べ方もご紹介しましょう!

三陸産めかぶは“日本一!”のおいしさ

 ところで、『めかぶ』とは?『わかめ』との違いはあるのか?みなさまはご存じでしたか?実は私、岩手県でアナウンサーになるまで恥ずかしながらよくわかっていませんでした。めかぶとは、食卓でおなじみのわかめの根本の部分です。北海道西部から九州まで日本全国で生産されている食材ですが、農林水産省によると、宮城県と岩手県の三陸産だけで、全国の収穫量の7割近くを占めています。つまり、三陸はまさにめかぶの本場なんです! 

こちらは細く刻んで湯通ししためかぶです。リアス式の海岸で育った三陸産のめかぶは栄養豊富!特徴は、『ヒダが大きくて肉厚』そして『強い粘りと香り』です。元々は茶色ですが、熱湯をかけるとみるみる色鮮やかな緑色へと変わります。この湯通しの際、磯の香りがぶわーっと広がります。その香りを嗅ぐと、まるで三陸沿岸の美しい景色が目に浮かんでくるようです。

地元の方おすすめの食べ方は『生姜醤油和え』

 今回めかぶを送って下さった岩手県大槌町(おおつちちょう)の方によりますと、地元では大体、『生姜醤油』で頂くとのこと。適量の醤油をかけた後、市販のチューブタイプの生姜を和えて、ぐるぐるかき混ぜるだけでおいしく頂けます!
コリコリとした食感のめかぶですが、かき混ぜて頂くことで粘り気が出てホクホクとした食感に変わるところがまた不思議。そして、生姜がめかぶの香りを引き立てるアクセントとなっておいしいです!

食育アナおすすめの食べ方!『めかぶのサラダ風』

 食育アドバイザーでもある私・藤原のおすすめの食べ方は『ポン酢和え』です。ポン酢和えも地元の方おすすめの食べ方ですが、そこにさらに、シャキシャキとしたキュウリや甘酸っぱいトマトなどを加えてサラダ風にして頂くのが私のおすすめ!めかぶのトロトロとした食感と、野菜のシャキシャキとした食感が相まって、さっぱりおいしく頂けます!
このほか、味噌汁に入れて食べるのもおいしいですよ。汁物にも合うんです!岩手県沿岸部でのロケの合間に地元の食堂などに行くと、めかぶの入ったお味噌汁がよく出てきました。めかぶの入ったラーメンやめかぶの加工品もありますよ。おいしい食べ方としてはこのほか、岩手にお住まいの方によりますと、納豆に混ぜる『めかぶ納豆』もおいしいそうです!
水産加工品を扱うお店のインターネットショップなどでお取り寄せも出来ますので、みなさまもぜひ、旬の三陸産めかぶを味わってみてください!私も三陸産めかぶのおいしい食べ方、これからも色々チャレンジして味わってみたいと思っています。

アナウンサー紹介

群馬県出身。元岩手朝日テレビ・群馬ケーブルメディアアナウンサー。約10年間勤めた岩手朝日テレビでは、ニュースキャスターから子ども番組のお姉さん、ドキュメンタリー番組「テレメンタリー」のディレクター兼ナレーターまで幅広く経験。東日本大震災の遺族への取材などを機に、現在はフラワースクールに在学しながらフラワーアレンジメント講師、オーダーメイド制のフローリストとしても活動中。大切な方へお花を贈るお手伝いをするサロン「everyday bouquet」主宰。プライベートでは2児の母として育児奮闘中。趣味・特技はフラ、家庭料理、カラオケ、水泳、ゴルフなど。また野菜ソムリエや防災士、ベビーマッサージインストラクターなど資格も多数。