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【徳島県】ホクホクあま〜い徳島の秋の味覚!美味しさの秘訣とは?

目次

初めまして。新しく女子アナ47に加わった服部由佳です。以前、NHK岡山放送局でキャスターをしていました。岡山県出身で、現在は徳島県に住んでいます。気象予報士の資格も持っているので、気候のことや季節の話題を中心にお伝えできたらと思っています。そこで今回は、この時期にぴったりな徳島の秋の味覚をご紹介します!

1株500円!徳島の秋の味覚を収穫

 つややかな赤紫色の見た目に、料理するとホクホクであま~い旬の野菜と言えば・・・そう、徳島県が誇る秋の味覚『なると金時』です!先日、鳴門市里浦町にある体験農園『里むすめパーク』へ収穫体験に行ってきました。
里むすめパークでなると金時の収穫体験里浦町は、渦潮で有名な大鳴門橋から車で15分ほど。町の東側は紀伊水道に面していて、なると金時や大根の栽培が盛んです。
なると金時の中でもJA里浦管内で栽培されているものは『里むすめ』と呼ばれていて、年間の収穫量はおよそ7500トン。関西を中心に、関東や中国地方に出荷されています。収穫シーズンのこの時期は、毎年一般向けの芋掘り体験が開催されるんですよ。事前に予約は必要ですが、手ぶらでOK!誰でも1株500円で、気軽に体験することが出来ます。

美味しさの秘訣は気候と土壌

 見た目の美しさもさることながら、食べても美味しいと聞くと、その理由が気になります。JA里浦の担当者の方にお聞きすると、気候と土壌に関係があるということでした。
里浦町のある鳴門市は瀬戸内海式気候で、温暖で降水量が少ないのが特徴です。雨が多いとなると金時の成長や日持ちに影響が出てしまうので、暖かく雨が少ないという里浦の気候がなると金時の栽培に適しているんだそうです。
そして、もう一つは土壌。なると金時が植えられている地面を見ると、サラサラとした砂地なんです。
里浦の気候や砂地がおいしさの秘密この砂地は、吉野川によって運ばれた河口の砂が、海の流れでさらに北へと運ばれて出来たもの。水はけが良く、海のミネラルをたくさん含んでいるのが特徴です。さらに、サラサラの砂地に植えることで、なると金時が真っ直ぐ育ちやすいんだそう。
私も実際に収穫しましたが、手にあまり力を入れず砂をよけるだけで簡単に掘ることができました。3株掘って全部で23本!掘ることに夢中になってしまい、気づけば髪が乱れていました・・・。

旬を味わう!豊富な『なると金時レシピ』

 掘った後、涼しい場所にしばらく置いておくと追熟するとお聞きしたのですが、待ちきれずさっそく1本いただくことにしました。シンプルに焼き芋かな。いや、天ぷら、さつまいもサラダ・・。色々と考えましたが、JA里浦のホームページに掲載されいているおすすめレシピの中から、さつまいものガレットを作ってみました。
【材料】
なると金時200g
とろけるスライスチーズ4枚(今回はシュレッド状のチーズを使用)
小麦粉小さじ2
塩少々

まず、皮付きのまま千切りにしたなると金時と小麦粉と塩を混ぜます。その後、フライパンにサラダ油を引いてなると金時を平らに伸ばし、チーズをのせて、蓋をして中火で10分焼くと出来上がり!
なると金時のガレットとても簡単でお子さんでも食べやすいのでおすすめです。ご近所のスーパーなどで見かけたら、ぜひ徳島県のなると金時を手にとって頂き、海風香る鳴門の景色などを想像しながら味わって頂けたらと思います。

JA里浦ファーム ☎088−612−8401

アナウンサー紹介

岡山県岡山市出身。東京の大学を卒業後、地元のNHK岡山放送局で昼前の情報番組や夕方のニュースのリポーターなどを4年間務める。その後フリーとなり、地元の民放局のリポーター、地域のイベントや式典、トークショーや結婚式の司会を多数経験。2018年に気象予報士の資格を取得し、現在は子育てをしながら、気象の仕事に就くことを目標に勉強中。