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【アナウンサーの仕事】アナウンサーが教える!カラオケが上手くなる方法!?

目次

こんにちは^^
地元・愛媛県と宮城県でアナウンサー、リポーターを務めておりました野村沙綾です。
現在は東京在住でイベントMCの仕事が多かったのですが、コロナ禍でイベントはほぼ0に……。
最近では宅録(自宅での収録)を含め、ナレーション業を頑張っています。

そんな私の趣味はカラオケ!
実は、カラオケとアナウンスにはたくさんの共通点があるのです!

そこで今回は、それがどういうことなのか、そしてアナウンサーが考えるカラオケ上達法などのお話です。
仕事でもプライベートでもマイクを持っている……(笑)

 

ほぼ同じ!?カラオケとアナウンスの類似点とは

まず、私がどのくらいカラオケに行くのかというと、月に3回ほど。
大抵はひとりで、5時間は歌います!
私にとってはカラオケとアナウンスは似ていて、どちらも楽しいからです。

例えば、アナウンスには基本的なルールがあります。

話し始めは1番高い音で出て、文の終わりは1番低い音で終わる。
途中の「キーワード」に関しては少し音程を上げたり、スピードをゆっくりにしたり少し間を空けたりして強調する。
いわば「狙ったとおりの音程とリズムで読む」ことをやっているわけで、これはカラオケとほぼ同じです。

昔、アナウンスもカラオケもとても上手な先輩に
「音程とリズムの感覚がないとアナウンスは出来ない。だからアナウンサーが歌が下手なはずはない」
と言われたことがありますが、確かにアナウンサー仲間には歌が上手な人が多く、とても納得しています。

そこで、おこがましくはありますがアナウンサーが考えるカラオケ上達法についてご紹介します!

 

 

基本1「お腹から声を出す」

まず基本ですが「お腹からしっかり声を出す」ことが大事です。

マイクを通しても声が聴こえづらい方がいますが、これはしっかりと発声できていない可能性があります。
呼吸するとき、吸った息をお腹に入れ、吐くときもお腹から出すイメージを持ってください。
そしてその息に乗せて声も一緒に出す感じです。
はじめのうちは、意識してお腹を動かしながら声を出すのがおすすめです。

また映画「天使にラブ・ソングを…」の歌の練習シーンで観たことがある方もいらっしゃると思いますが、お腹をぐっと押さえながら声を出すと必然的に腹式呼吸になりやすいです。
お腹から声を出すことで喉を傷めにくく、5時間でも歌えるようになります!(笑)

 

基本2「敵を知るにはよく聴くこと」

次に、カラオケはいわば正しい音程とリズム当てゲームです。
ゲーム攻略のために重要なのは「敵をよく知る」ことです。

そこで、敵=歌いたい曲をとにかくしっかりと聴き込みましょう!
ただ聴き流すのではなく、覚えるつもりで聴きます。

「音程がわからない」「歌詞がリズムにどう乗るのかわからない」といった失敗例は、聴き込みが足らずしっかりと覚えられていないことが原因です。
覚えるのが大変という方には、カラオケには「ガイドボーカル」という便利な機能があります。
正しい音程をうっすらと流してくれる機能で、曲を選ぶ画面からガイドボーカルをオンにすることが出来ます。
しかしこちらを使うとしてもやはり歌いながらガイドの音程をしっかり聴き分けることが重要になるので、「聴く」ことに慣れるのがおすすめです。

 

 

アナウンサーが教える!ヒミツのカラオケ上達法

上記のことを基本として、そのほかに私が重要だと思うポイントを2つ挙げます。
1つ目は、「歌い出しを強く発声・はっきりと発音する」ことです。
歌い出しは1番息がたっぷりとある状態で、その後進むにつれて息の量はどんどん減っていきます。
ですので最初の発声(息の量)が弱いと、どんどん先細りに声が出なくなっていってしまいます。
歌い出しは1番の力強さで始めましょう!

また、いきものがかり・水野良樹さんのこんなインタビューを聞いたことがないでしょうか。
「路上ライブで前を通る人が足を止めてくれるかどうかは、歌い出しにかかっている。だから歌い出しは1番目立つAの母音で始まる曲が多い」。

このように歌い出しをはっきりと発音できれば、聴く人の心をぐっと惹きつけることが出来ます。
これはアナウンスでも同じです。
伝わりやすいアナウンスは、特に話し始めがはっきりと届くことが重要です。

参考: いきものがかり 水野良樹、“ヒミツの作詞術”を伝授「少女漫画のようなセリフを使う」

 

2つ目は「体を動かしながら歌う」ことです。
人は、じっとした状態ではなかなか上手く歌うことは出来ません。
高い声を出したいときにはスッと手を上げる。
音程を下げていきたいときには下げる。
歌手の平井堅さんの歌い方をイメージするとわかりやすいです。
これだけで、本当に狙った音程が出やすくなります!

ちなみに体を動かすと声が出やすくなるのはアナウンスでも同じなのですが、アナウンスやリポートの際は無駄な体の動きは基本的にNG。
視聴者の気が散り、話の内容に集中できなくなるためです。
アナウンサーは、体をあまり動かさなくても抑揚をつけて話せるよう気をつけています。
以上、歌のプロではありませんが、アナウンサーから見たカラオケが上達する方法についてご紹介しました。

大きな声で歌うことは良いストレス発散にもなります。
みなさま楽しいカラオケライフを^^!

 

 

アナウンサー紹介

愛媛県出身。地元、NHK松山放送局キャスターを5年務める。結婚後、夫の転勤で各地を転々としながら地方局リポーターやイベントMC、ナレーターとして活動。明るい声とハキハキとした滑舌、10年以上の生放送経験で培った度胸が持ち味。オタク気質で、好きな音楽について話しだすと止まらない。ライブ参戦、1人カラオケが趣味。2021年3月から広島在住。