トップ

よんなな プロジェクト

よんなな プロジェクト詳細

【宝塚好き必見】夢の世界が静岡県浜松市に

目次

こんにちは!
静岡県、長野県担当の大下佳菜です。

みなさんにとって夢の世界はどちらですか?
かわいいキャラクターと会えるテーマパーク、アーティストのコンサート、おいしいものが食べられる場所などさまさまですが…

私の夢の世界は、『宝塚歌劇』。

神戸で学生時代を過ごした私にとって憧れの一つです。
きらびやかな衣装に華やかなステージ!そして惚れ惚れする歌にダンス!
観劇するたびにパワーをもらい、若返る気がしています。
その夢の世界とふるさと静岡県が繋がっているんです。

 

浜松市で出会う宝塚の世界

繋がっているのは、静岡県浜松市。
私が高校時代を過ごした思い出の土地です。

浜松市の北部に位置する春野町には、宝塚歌劇をイメージして建てられた銅像があります。まるで「ベルサイユのばら」に出てきそうな出立です。
どうしてこんな銅像が浜松市にあるのでしょうか?

 

 

すみれの花咲く頃

それは、宝塚観劇団を代表する歌の一つ、
「すみれの花咲く頃」を訳詞した演出家の白井鐵造(しらいてつぞう)氏が、浜松市春野町の出身だからなんです。


♪すみれの花咲く頃
春なにゆえ ひとはなれを待つ
たのしく悩ましき 春の夢 甘き恋
人の心よわす そは汝 すみれ咲く春

すみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ
君を重い日ごと夜ごと 悩みしあの日の頃
すみれの花咲くころ 今も心ふるう
忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ

忘れな君 われらの恋
すみれの花咲くころ
この「すみれの花咲く頃」は、

白井氏が故郷を思い出しながら紡いだ歌詞だと言われています。

 

 

タカラジェンヌも訪れた!すみれの街

春野町には功績を讃え「白井鐵造記念館」が建てられていて、遺品、台本やポスターなど宝塚関係の資料が収蔵、展示されています。

タカラジェンヌのみなさまもこの記念館を訪れていて、記念碑が建てられているんです。


春野町はまさに“すみれの街”。
防災行政無線から「すみれの花咲く頃」のメロディーが流れ、時を知らせてくれます。

さらに町には「すみれ通り」と名付けられた道。

すみれが描かれた街灯などあちらこちらですみれにちなんだものを見つけることができます。

 

 

すみれがつなぐ浜松と宝塚

そんな春野町にゆかりのあるスミレの花を、多くの人に楽しんでもらいたいと、町内の女性グループがすみれハウスを作り、およそ70種類のスミレを育てています。

さら20年前から兵庫県宝塚市を訪問して交流を続けてきました。
スミレを宝塚市に贈り、大劇場までの花壇に植えているんです。

*残念ながら今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止となってしまったとのこと。

何度も訪れている宝塚大劇場。
宝塚駅から大劇場までの“花乃みち”は歩くだけで心が躍ります。
そこに浜松市の文字を見つけることができてとても嬉しかったです。

春に訪れる機会がこれまでなかったため、花乃みちで可憐に咲く春野町のすみれを見たことはまだありません。
また大劇場で観劇できる日を心から楽しみにしています。
それが『すみれの花咲く頃』だといいなぁ。

 

アナウンサー紹介

NHK長野放送局、NHK静岡放送局でキャスターを9年務める。ニュース、中継、リポーター、ラジオパーソナリティなど幅広く経験。好きな仕事はロケハン(ロケーションハンティング)!各地を訪ね歩き魅力を探して伝えるコーナーを担当し、紹介した市町村は95。「恋をするように取材をする」がモットー。旅・グルメ・体験リポートが得意。出身はお茶畑が広がる静岡県。また中学生の時に台湾で過ごし台湾茶に触れたことからお茶の魅力に引き込まれる。趣味はミュージカル鑑賞。0歳児の育児に奮闘中!