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はさみで悪縁、病気を断ち切る!?~静岡県御殿場市~
目次
2019.11.30
みなさまこんにちは。NHK長野放送局、NHK静岡放送局出身の大下佳菜です。
令和元年ものこりわずかとなりました。
今年本厄だった私。
まだまだ気は抜けませんが、ここまで大きなけがや病気がなく過ごせたことにほっとしています。
年末年始に神社を訪れるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
静岡県には、厄や悪縁を断ち切って開運を呼び込むといわれる神社があります。
目次
①神馬山神社
②悪縁を断ち切るのはあの道具
③大きさはさまざま
④お守りも
■神馬山神社
神社があるのは富士山のふもとに位置する静岡県御殿場市。
その名も神馬山(じんばやま)神社です。
こちらには、変わったものが奉納されているんです。
それは・・・・
糸切りばさみ!1mを超える大きなものもあります。
切るのは糸ではありません、縁や厄です。
■悪縁を断ち切るのはあの道具
神場山神社は、古くから病や厄、悪縁を断ち切り、厄除け開運の神様として信仰を集めてきました。
「はさみを枕の下に置いて寝ると悪いところを切ってくれて病気が治る」
「悪い縁をはさみで切って良縁を結ぶ」
などと、“切って開運を呼び込む”願いをする神社として多くの人が訪れる場所になっています。
山を司る神が祀られていることから、かつては山仕事をする人たちが安全を祈って参拝し、仕事が無事に終わると道具の斧やなた、のこぎりなどを奉納していたと伝えられています。
■大きさは様々
奉納されているはさみは大きなものから小さなものまでさまざま。
こちらでは、病気の治療を祈願するときにはさみを枕の下に置いておくと病気が治ると言われていて、治ったらお礼として一回り大きいサイズにして返すという風習があるんだとか。
だからこんなにも大きなはさみが奉納されているんです。
今は大きなはさみを作る鍛冶屋がほとんどいないため、願いが叶った方は小さな糸きりばさみ、工作用のはさみなどを持って訪れます。
神社を管理する地元の方が“願いが叶った人が納めたはさみを借りていき、自分の願いが叶ったら借りたものと新しいはさみを納めるとよい”と言われていると教えてくださいました。
■お守りも
今では縁を切るだけではなく、悪縁を切って良縁を結び開運を呼び込むための願いをする神社として多くの人が参拝する場所になっています。
こちらはお守り。糸切りばさみです。
持ち運べるものもありますよ。
2020年、いいスタートが“切れる”よう神馬山神社へお詣りにでかけませんか?
↓ 大下アナウンサーのプロフィールはこちら
NHK長野放送局、NHK静岡放送局でキャスターを9年務める。ニュース、中継、リポーター、ラジオパーソナリティなど幅広く経験。好きな仕事はロケハン(ロケーションハンティング)!各地を訪ね歩き魅力を探して伝えるコーナーを担当し、紹介した市町村は95。「恋をするように取材をする」がモットー。旅・グルメ・体験リポートが得意。出身はお茶畑が広がる静岡県。また中学生の時に台湾で過ごし台湾茶に触れたことからお茶の魅力に引き込まれる。趣味はミュージカル鑑賞。0歳児の育児に奮闘中!