トップ

よんなな プロジェクト

よんなな プロジェクト詳細

【マリヌス航海日誌】小型船舶免許って何?誰でもわかる、夢のクルージングまでの道のり!

目次

みなさん、こんにちは。
テレビ愛媛、中国放送を経て、現在は広島でフリーアナウンサーとして活動しています、久保田夏菜です。絶賛田舎暮らし中でもあり、絶賛子育て中でもあります。

この冬は、厳しい寒さになっていますが、
「せっかくなら、楽しまねば」と、かまくらライフを味わってみましたよ。

さて、今回お届けするのは
『女子アナ47マリン部 Marinus(マリヌス)』の“航海日誌”です。

マリン部は、海の魅力や楽しみ方はもちろんのこと、上手な海との付き合い方など、海にまつわる情報を発信していこうと活動しています。

これまでにもメンバーたちが、全国各地から楽しく発信してきましたが、ここでは、実際に免許取得を考えている方に向けて、私久保田の経験を踏まえ、免許取得までの道のりをお伝えしていきます。

ちなみに、わたしはCtoSeaプロジェクトの、ご当地アンバサダーをつとめていて、そのご縁で免許取得へと至りました!!

少し説明も多くなりますが、どうぞお付き合いくださいませ。

 

 

小型船舶免許って何?

現在、船舶免許とよばれるものは、3種類あります。

①一級小型船舶操縦士
②二級小型船舶操縦士
③特殊小型船舶操縦士

①と②の操縦できる船の大きさは、総トン数20トン未満と、同じです。

では、何が違うのか?

それは、操縦できる海域が違うのです。

①二級だと、5海里までとなるので、およそ9.26
レジャーには最適。瀬戸内海でしたら、この免許で十分です。(実際には、瀬戸内海は5海里以上となりますが、平水区域に指定されているため航行可能です)

①一級になりますと、100海里まで。
100海里で、185.2となりますので、グーンと海域が広がるわけです。

ちなみに、③特殊小型船舶操縦士があれば、水上オートバイやジェットスキーに乗ることができます。

 

 

まずは、基本の二級から!

海好きの人なら、一度は、免許取得を考えた人もいらっしゃるのでは?

でも、
「何海里が何キロ?なんて計算できないし、船のエンジンなど詳しくないけど、大丈夫??」
と心配になった方もいるかと思います。

大丈夫です!!
まさにスーパー文系人間の私がそうでしたらから、女性にとっても決して高いハードルではないと思っています。

では、実際に、二級の講習内容はといいますと。学科12時間と実技4時間。
この実技が、不安でしたが、マンツーマン指導で、その日のうちに、試験も受けられますので、なんと2日間で免許を取得することができちゃうんです。

「え、意外と早い!」
と思いましたよね?

早いからこそ、記憶が新しいうちに、試験に臨めますし、回答方法がマークシートというのも、個人的には嬉しいところでした。

 

 

一級を取得すれば、世界一周も夢じゃない!?

続いては、一級。
こちらは、学科24時間、実技4時間の4日間が基本ですが、私のように、二級からステップアップする人は、学科の12時間のみで済むのです。

学科の中には、これまでになかった“海図”の計測が入ってきます。
海図は、安全な航海には欠かせないものです。

実は、この海図の計算が楽しくて、解読中は、アドレナリンが出続けていました。

船の速度、風の向きや強さなどをもとに、海図用コンパスのデバイダーと三角定規を使って、目的地や到着時間を割り出していくのです。

聞くだけでは難しそうですが、きちんと割り出せば、緯度や経度、時間がピタリと合い、これは快感!!
理系でもない自分が真剣に数字と向き合っていることも、何だか嬉しかったです(笑)

「海図を持って出航!?」
「なんだか、航海っぽいよね」
「海図を開いて、世界一周なんてロマンだな」
と妄想も膨らむわけです(笑)

一級・二級どちらとも、私にとっては今まで全く知らなった世界。
“新しいことを学ぶのはとても新鮮で、夢中になっているうちに全ての講習が終わっていた”
という印象です。

 

 

久保田船長と繰り出そう!

晴れて免許を取得すれば、クルージングへ!

二級取得後、私は、瀬戸内海の『マリンチック海道竹原』を巡りました。
マリンチック海道は、海の駅などに寄港、上陸して、近郊の観光地やグルメスポットなどを巡るというクルージングのモデルルートで、全国各地にあるんです。

出航後は、緊張でガッチガチ。
こんなに海は広いのに、直進しかできないんじゃないかというぐらい肩に力が入っていました。

しかし、潮風は心地よく、間近でみる海面はキラキラと輝き、いつの間にか、“楽しい”に変わっていました。

船からしか見ることができない無人島にあるお地蔵さんや、安芸の軍艦島と呼ばれる『契島』を眺めたり、橋の高架下を通ったり……。

どんな景色を楽しむ時も、常に船の上。海がほんの少し身近になった気がしました。
気になっている方は、ぜひ、トライしてみてくださいね!!

※講習のスケジュール等は、各教習所によって内容が異なる場合がございます。

 

 

アナウンサー紹介

自然大好きアナウンサー。2年前に田舎に移住し、毎日1時間半かけて職場へ通う。仕事は、バラエティ番組や情報番組が中心。休日は、畑仕事に汗を流す。ライフワークは、カンボジアの田舎にある地雷村に通うこと。現地では、自らカメラを回し、取材を行い、内戦の爪痕に苦しむ村人の現状を伝える活動にも取り組む。2018年、ヒロシマ平和創造基金「国際交流奨励賞」受賞。