トップ

よんなな プロジェクト

よんなな プロジェクト詳細

信州上田の郷土料理 「美味だれ焼き鳥」

目次

長野県出身、フリーアナウンサーの塩原桜(しおばら・よしの)です。学生時代は東京で過ごし、前任地は山形、現在働く埼玉や夫の地元である神奈川など様々な土地に縁があります。
各地の良いところ、おもしろい場所、おいしい物など、どんどん紹介していきます!

今回は信州上田の郷土料理「美味だれ焼き鳥」についてです。

 

 

美味だれ焼き鳥とは?

定番のおつまみ「やきとり」。
わたしの地元長野県上田市では、お酒の席だけにとどまらず、自宅の夕食にも登場するほど親しみ深い食べ物です。
みなさんにとっても親しみ深い「やきとり」ですが……

2010年に市民の有志がご当地グルメを調査したところ上田の「やきとり」はなんだか他と違うらしいことが発覚したそうです。

上田特有の食べ方とは「やきとり」に「ニンニク醤油ダレ」をかけて食べること。
この食べ方こそが「美味だれ焼き鳥」なんです。

 

美味だれ焼き鳥と呼ばれるまで

上田地域にある方言「おいだれ」が名前の由来です。
慣れ親しんだ仲間に対して「おまえたち」という意味で使います。
この方言に「美味しいタレ」というゴロ、そして、後から追ってかけるという「追いタレ」という3つの要素を取り入れた名前が付けられました。
上田市民にとって何の違和感もない食べ方が、地域の独特な食べ方だったということがわかると、これを定着させようとする動きが。
2010年の秋、「美味だれで委員会」が老舗の焼き鳥店を訪ね歩き、「美味だれ焼き鳥」という名前を各店の店主に許可をもらい、上田のご当地グルメの新しい歴史が始まりました。

当初、ニンニク醤油ダレが入ったコップがテーブルに置かれており、そこにやきとりを直接入れて食べる串カツのようなスタイルだった美味だれ焼き鳥。
現在は、多くのお店がやきとりと一緒に美味だれの入った器を提供し、お客様が自分の好きなタイミングで、好きなだけかけて食べているようです。

 

 

おうちで美味だれ焼き鳥づくり

そんな美味だれは、おうちで簡単に作ることがあります。
家庭ごとに好みは変わりますが、にんにくがたっぷり入っていること、そして、リンゴが入っているのがスタンダード。

先日私も作ってみました。

用意するのは
(焼き鳥)
鶏もも肉 1.5枚
長ネギ 1.5本

(美味だれ)
にんにく 大き目1片
りんご 4分の1個
しょうゆ、酒 大さじ1ずつ
みりん 小さじ1

1,竹串に一口大に切った鶏もも肉と長ネギを交互に刺し、焼き鳥を作ります。

2、両面に塩胡椒をして下味をつけたら、グリルなどで焼きます。私は魚焼きグリルで作りました!

3、焼いている間に美味だれを作ります。りんごとにんにくをすりおろし、調味料と合わせたら、電子レンジで温めます。2~3分、様子を見ながら温めます。
これで完成です!
焼きあがった焼き鳥にたっぷりと美味だれをかけて召し上がれ♪

美味だれ焼き鳥の作り方は
Instagram女子アナ47公式youtubeチャンネルでも公開しています。こちらもチェックしてみてください。

 

 

美味だれの楽しみ方

ちなみに……美味だれが残っても捨てないでください!

りんごのさわやかな甘みと酸味、そしてにんにくのパンチがきいたこのたれ、何にでも合うんです。
わたしは野菜炒めや焼き肉、卵かけご飯などに入れて楽しんでいます!
ぜひ焼き鳥以外にも活用してみてくださいね。

 

 

アナウンサー紹介

現役局アナウンサー。埼玉県のニュースキャスターを務めながら自ら各地に取材にも赴き、特番やCM、情報番組内のナレーション、リアルイベントのMCなどを経験。また、インターネットサービスやITに興味津々。SNSは呼吸。視聴者と配信元をリアルタイムでつなぐ橋渡し役として双方向のweb生放送の進行も数多く経験。また、食べることが大好きで、特に白ごはんとかき氷、ラーメンをこよなく愛しています。